蛇腹きゅうりピクルスを食べてダイエットするのだ
蛇腹きゅうりとは
きゅうりに細かく包丁を入れ味を染み込みやすくし、砂糖と酢に漬けたピクルス的なものです。
シンプルですが、これまで食べたきゅうり料理の中では結構美味しいと思います。
美味しいきゅうり料理は他にいくらでもあります。
しかし、オイキムチ、柴漬け、キューちゃん、ピクルスなどはいずれも結構な塩分が入っており、大量に食べると塩分過多になってしまいます。
この蛇腹きゅうりは塩分が少ないという特徴があります。
きゅうりの栄養素
あまり栄養がないと言われているきゅうりですがそんなことはありません。
栄養が無いというのはきゅうりだけを食べた場合のことです。
きゅうりには、カリウム、マンガン、マグネシウムの他、各種ビタミンなどがそこそこ含まれています。
詳しくは、文部科学省の食品成分データベースでご確認ください。
しかし、私はきゅうりに栄養素を求めません。
きゅうりの利点は、カロリーが低いことなのです。
きゅうり1本(約100g)あたりのカロリーはわずか13kcalしかありません。
蛇腹きゅうりのダイエット効果
カロリーが低いということはダイエットに向いているということです。
砂糖を加えることによりおよそ倍程度のカロリーになりますが、それでも仮に10本食べても260kcalなので、1日あたりのカロリー消費量にを考えた場合充分なダイエット効果が得られます。
一度にきゅうりを10本食べるのは現実的ではありませんが、各食事の前に2、3本食べることは容易だと思います。
その分他のものを受け入れる胃の余地が少なくなるわけです。
しかも今回紹介する蛇腹きゅうりは美味しいので、生のきゅうりを食べるような苦痛はありません。
蛇腹きゅうりはピクルスの1種であると言えますが、塩分の使用量は非常に少ないです。
塩分をとり過ぎると水分が必要になり、一時的に体重が増えるだけでなく、腎臓や心臓などに悪影響を与えてしまいます。
ピクルスは本来保存食なので多くの塩分を必要とするわけですが、蛇腹きゅうりの場合は一晩で完成し冷蔵庫で保管するため、塩の使用量は最小限に抑えることができます。
しかもその塩分の多くはタレの中に溶け込んでおり、きゅうりに含まれ体内に入るのは問題にならない量です。
蛇腹きゅうり作り方手順
①きゅうりに切れ目を入れる
きゅうりの両面に斜めに包丁を入れます。
ハモの骨切りに似ていますが、それよりはるかにハードルが低いです。
きゅうりの前後に割り箸を置く方法もありますが、私の場合は包丁の先だけをまな板に当てることにより、ちょうど良い深さで包丁を入れています。
包丁の角度により切れ込みの深さを変えることができます。
包丁の入り方が浅すぎるとタレが染み込むのに時間がかかり、食感が堅めになります。
逆に深すぎると完成時間を短縮できますが、柔らかすぎて見栄えも悪くなります。
切れ込みの間隔は2、3ミリといったところでしょうか。
間隔が広いほど食感が堅めになり、狭いほど柔らかくなります。
切れ込みの間隔と広さは何度か作っているうちに好みが分かってくると思います。
②塩をふりかける
塩をかけた後10分ほど待つと緑色の水がしみ出てきますが、これは捨てます。
塩をかける第一の理由はきゅうりの青臭さを減らすことにあります。
使用する塩の量はきゅうり1本あたり1gほど必要です。
しかし大半は容器に付着するかタレに溶け込んでいるので、体に入る量はわずかです。
③砂糖と酢を投入
ボウルなどで酢と砂糖を混ぜてから袋に入れても良いですが、私の場合は手間を減らすため袋にきゅうりを入れてから直接砂糖と酢を投入します。
この方法でこれまで問題があったことはありません。
以前は目分量で作っていましたが、それではレシピにならないので目分量で入れている砂糖と酢の量を計測しました。
必要量は後述します。
④袋の空気を抜きクリップで留める
袋を利用することにより、ビンやタッパーに比べて砂糖と酢は少ない量ですみます。
袋は丈夫なものでなければなりません。
ジップロックでもいいのですが、コスト的に問題があります。
私の場合はワタナベ工業株式会社の「お料理パック」を使用しています。
クリップはいろいろ試しましたが、今のところきちんと密閉することができるのは、ウェーロック社の「クリップイット」だけです。
最初は酢の量が少なく感じますが、30分ほど後に口を閉めなおせば、きゅうりから水分が出ているので簡単に空気を押し出せるようになります。
あるいはきゅうりと調味料を入れた袋を水に沈め空気を押し出すのも良い方法です。
蛇腹きゅうりの材料
きゅうりが何本入りで売っているか、あるいは一度に何本作るかは様々だと思います。
ということで、きゅうり1本あたりの調味料を以下に示します。
きゅうり1本(約100g)あたり
塩:ひとつまみ(1g)
砂糖:小さじ1(6g)
酢:大さじ2(30g)
計算が面倒だというかた向けに一覧表を作成しました。
きゅうり本数 | 塩 | 砂糖 | 酢 |
---|---|---|---|
1本 | 1g(ひとつまみ) | 6g(小さじ1) | 30g(大さじ2) |
2本 | 2g | 12g(小さじ2) | 60g |
3本 | 3g | 18g(大さじ1) | 90g(約半カップ) |
4本 | 4g(小さじ1) | 24g(小さじ4) | 120g |
5本 | 5g | 30g(小さじ5) | 150g |
6本 | 6g | 36g(大さじ2) | 180g(約1カップ) |
7本 | 7g | 42g(小さじ7) | 210g |
8本 | 8g(小さじ2) | 48g(小さじ8) | 240g |
9本 | 9g | 54g(大さじ3) | 270g(約3/4カップ) |
10本 | 10g | 60g(小さじ10) | 300g |
11本 | 11g | 66g(小さじ11) | 330g |
12本 | 12g(大さじ1) | 72g(大さじ4) | 360g(2カップ弱) |
まとめ
この記事を書くにあたり、きゅうりについて色々と調べましたが、きゅうりがダイエットに良いことは間違いないようです。
しかし前述したとおり、きゅうりをおいしく食べるためには通常ある程度の塩分が必要なります。
かといって何もつけずにきゅうりを食べることは長続きしないでしょう。
その点で酢と砂糖が味付けのほとんどである蛇腹きゅうりは優秀なダイエット食と言えるでしょう。
また、きゅうりだけを食べるダイエットはお勧めできません。
間違いなく栄養失調になりますし、体がきゅうりを受け付けなってしまう、いわゆるイップスになってしまうかもしれません。
きゅうりが安くて美味しい時期にはぴったりのダイエットだと思います。