中華ちまきに挑戦 〜正四面体に包むべし〜

作ってみたかったメニュー

食べておいしく見栄えがするのでお土産にしても喜ばれそうなので作ってみたいという願望はありました。
しかしいかにも難易度が高そうで、自分で作るのは無理だと思っていました。

難易度が高そうに思う理由は、材料が多い、蒸し器を使うことなどもありましたが、何と言って第一の理由は、竹の皮で包むのが難しそうということでした。

しかしYouTubeを見てみたところ包み方の動画が数多く上がっており、動画を見ているうちに自分でも作れるような気がしてきました。

製作の方針

  1. もち米と普通米1対1とする
    過去に市販品を食べた経験により、もち米のみだと柔らかすぎると感じていたので、もち米と普通米(コシヒカリ)を半々にします。
  2. 炊飯器と蒸し器のハイブリット方式
    本来は炒めた米を包んで蒸すものなのですが、調味料が無くなるまでフライパンで炒め、パラパラの米を包むことは難しく思えました。
    また蒸し時間が40分もかかるとのことですが、炊飯器で炊けばかなり時間短縮されます。
    ただし衛生上の観点から完成後に10分だけ蒸すことにします。
  3. チャーシュー、タケノコ、干し椎茸はマスト
    なんといっても毎週作っているチャーシューと自分で掘ってきたタケノコがあります。
    ネット上のレシピを見てみると、他にはにんじん・栗・銀杏・干しエビがよく使われているようですが、無くても良さそうです。

制作開始

1.竹皮を調達
ネット情報では100均ショップにあるとのことでしたが、ダイソー、Seria、CANDOを計5店回るも空振りでした。
ようやくホームセンター(コーナン)で買い求めることができました。

竹皮

しかし、7枚で327円(@47円)とちょっと高めです。
今年の春にたくさん拾っておこうと思います。
ちなみにちまきに使える竹皮はいつも食べている孟宗竹ではなく、少し後から生えてくるマダケのものを使います。

後日竹皮は、富澤商店、東急ハンズ、イトーヨーカドーでも見つけることができました。
現在のところの最安は東急ハンズ(鴨居ららぽーと店)の8枚で275円(@34円)です。

2.具材を切る
タケノコ、チャーシュー、戻した干し椎茸を賽の目に刻みます。

材料を賽の目に切っているところ

今回は銀杏と松の実も入れてみましたが、無くても充分おいしいです。

4.材料と調味料を入れて炊飯器で炊く

■材料
 普通米:1.5合
 もち米:1.5合
 チャーシュー:170g
 タケノコ:170g
 干ししいたけ:2個
 銀杏:10個くらい(入れなくても可)
 松の実:10個くらい(入れなくても可)
■調味料
 オイスターソース:大さじ1.5
 しょうゆ:大さじ1.5
 日本酒:大さじ1.5
 砂糖:小さじ2
 ごま油:小さじ1.5
 鶏ガラスープの素:小さじ1.5

5.竹皮に包む
写真付きの記事やブログを見ても理解しにくいため、Youtubeで研究しました。
作る人ごとに微妙に皮の折り方が違いますが、根本は同じようです。
しかし実際にやってみると、最初は紐で縛ることがうまくいかず難儀しました。
包み方については後述します。

6.蒸し器で蒸す
包んだ時点で一応完成しています。
しかし衛生上の観点から、10分だけ蒸すことにしました。
竹の皮には防腐作用もあるらしいのですが、念には念を入れることにしました。
そのため炊飯時には水を少なめにして固めに炊くようにします。

完成品しました。
とてもおいしいです。

完成した中華ちまき

冷凍したものを電子レンジで温めてもおいしいです。
タケノコの食感がどうなるか心配でしたが、問題ありませんでした。

中華ちまきの中身

竹皮の包み方について

最初にやってみた時は、ヒモで縛ることができずとても困りました。
ヒモが滑って外れてしまうのです。
同じようにここでつまずく人は多いのではないでしょうか?

YouTubeのレシピ動画ををいくつか見てみたところ、それぞれの包み方は微妙に違います。
大別するとちまきの外観が三角おにぎり型のものと四面体のものになります。
四面体というのは3角形が4つで作られた立体のことで、三角錐とも言います。

三角おにぎり型では紐の引っかかりどころが無く縛ることができないことは明らかです。
次に四面体に作ってみましたが最初はうまくいきませんでした。
縛り方が違っていたのです。

ちまきの形を模した四面体の模型を使って説明します。

四面体の模型1

最初はこのようにヒモを巻いていました。
これではヒモが引っかからないのは当然でした。

四面体には4つの角があるのですが、ヒモによって4つの角を1対3に分けようとしていたからうまくいかなかったのです。
三角おにぎり型の場合でも同じように滑ってしまうのでうまくいきません。

四面体の4つの角を2対2に分けたものが下の写真です。

四面体の模型2

紐を固定することができ、きっちりと縛ることができます。

まとめ

  1. 炊飯と蒸しの混合方式
    炊くと蒸すの2工程をやるのは面倒くさいと思われるかもしれませんが、やってみる正攻法よりも楽なことが分かります。
    ただし砂糖分があるため炊く際におこげができやすいのが欠点と言えるでしょう。
  2. もち米と普通米を1対1
    もち米だけだと私の場合もちもちしすぎると感じてしまいます。
    また、もち米は普通米の1.4倍もカロリーが高い点こともあり普通米を加えています。
  3. 包み方は四面体を意識
    平面的な三角おにぎり型にならないようにします。
  4. 縛り方は4つの頂点を2体2に分ける
    この点を解説しているレシピは他にありませんでした。
    意外な盲点だと思います。

解説動画を作りましたので、よろしければご覧ください。※包み方は3:55から

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