ジップロックで3日で食べられるらっきょう漬け
らっきょう作りは手間のかかる作業
初めてらっきょうを作った時、結構大変な作業だと思いました。
2キロ分の根と先端を切り落とし、薄皮をはがす作業に2時間以上かかりました。
だが、それは美味しいものを食べるためだから仕方がないことです。
もう一つ大変だったのが、らっきょうを漬ける大きな瓶を扱うことです。
大きな瓶を熱湯消毒するためにはさらに大きな鍋が必要になります。
これから梅酒も仕込むので、部屋がビンだらけになってしまいます。
余計なところで苦労するのは嫌だと思っていました。
あるとき瓶の代わりにジップロックを使うことを思いつきました。
ググってみると意外にたくさんの人がジップロックを使ってらっきょうを漬けているようです。
「らっきょう ジップロック」で検索したところ、124,000件のサイトがヒットしました。(2020年5月現在)
残念ながら自分の発明ではありませんでした。
異色のレシピとジップロックを組み合わせる
もう一つのヒントは、先日初めてらっきょうを付けた際に見つけた三越伊勢丹監修のレシピでした。
他のレシピとは違う特徴がいくつかあることに着目しました。
水を使わない。
火を使わない。
作って3日後から食べられる。
これが素人のレシピだったら信用できるかどうか微妙ですが、ほかでもない三越伊勢丹が運営しているサイトです。
ウィークポイントは、水を使わないため酢を大量に消費することですが、ジップロックを利用することにより、酢の使用量を抑えることができます。
ジップロックの中の空気を抜くことによって、いわゆる「真空調理」となり、少ない液体でもらっきょうを漬けることができるわけです。
甘酢漬け制作開始
漬け液の材料は以下の通りです。
らっきょう 500g
酢 175ml
砂糖 100〜125g
塩 30g
みりん 30ml
洗ったらっきょうの根と先端を切り落とします。

熱湯をかけます。

この後レシピを確認すると、熱湯をかけるとは書いていませんでした。
が、後で様々なレシピを研究した結果、熱闘をかける工程はあった方がいいと判断しました。

ジップロックにらっきょうと漬け液を入れて空気抜きます。
漬け液は冷たいままの酢に他の材料を混ぜて溶かしただけです。
空気の抜き方は、平なところに置いて手で空気を押し出す、開け口以外の部分を水につけて空気を押し出すなどの方法がありますが、自分の場合は口を少し開けたとこから口で空気を吸い出しています。
ただし口で吸う場合は、気体化した酢でむせる覚悟が必要です。
当ブログでは上記左のLサイズを使用しています。
ついでに塩漬けも
1キロ買っていたので、残り半は塩漬けにしました。
参考にするレシピは同じく三越伊勢丹監修のものです。
らっきょう 500g
水 600ml
塩 60g
これを混ぜるだけです。
しかし、ここに疑問がありました。
甘酢漬けの場合は、液体が、酢(175cc)とみりん(30ml)を合わせて205ccなのに、塩漬けの場合に液体の量が約3倍になるというのはおかしいではないでしょうか。
同じ塩の濃度ならば良いだろうということで、
- らっきょう 500g
- 水 200cc
- 塩 20g
に変更しました。
塩水をらっきょうを入れたジップロックに注ぐだけです。

冷蔵庫内での納まりも良いです。
(撮影用に入れてみましたが、冷蔵庫に入れるのは浸かってからです)
おわりに
これまでらっきょうは瓶で作るものという先入観があったのですが、ジップロックで作ってもデメリットはありませんでした。
容器の消毒をする必要がなく、場所を取らず、冷蔵庫で保管できる、とメリットは多いです。
追記
ジップロックで作ったらっきょうを冷蔵庫で保管と書きましたが、冷蔵庫の中がらっきょう臭くなります。
元々常温で保存できるものなので、冷やして食べたい場合は、近々に食べる分だけビンに小分けにしてから冷蔵庫に入れた方がいいかもしれません。
さらに追記
ジップロックから漏れる匂いを防ぐ方法を考えました。