素人がメンズセルフカットを1年やってみて

コロナ禍の昨年6月に初めてバリカンを使ってのセルフカットをしました。
その後一度も床屋、美容室には行かず、セルフカットを続けています。

ほぼ月に1度セルフカットを続けたところ少しずつスキルがアップしてきました。
1年続けてみて問題点と解決方法が整理されてきたので、内容をまとめてみました。

ちなにみ前回の記事はこちらです。

以下、セルフカットにありがちな問題点に対する私なりの解決方法と、セルフカットの工程を紹介させていただきます。

問題点1:グラデーションがつけられない

解決方法:ツーブロックにする


グラデーションとは髪の短いところから長いところまで、徐々に長さが変わっている状態です。
素人がセルフカットする際に最も難しいのはここだと思います。

セルフカットについて数多くのブログや動画を見ましたが、グラデーションをつける方法はなかなか見つかりませんでした。
たまに見かけても難易度が高く、自分にできるとは思えません。

動画等を見すすめていくと、ツーブロックによるセルフカットの手法が比較的多いことに気づきました。

これまでツーブロックにしたことはなく自分には縁がないエキセントリックな髪型と思っていましたが、必ずしもそうではなくソフトツーブロックなるものもあるようです。

ツーブロックには、グラデーションをつける工程が無いというメリットがあります。

普通の刈り上げは諦めて、ツーブロックを採用することにしました。

問題点2:ヘアクリップがうまく使えない

解決方法:ヘアバンドを使用する


ヘアクリップとは細長い洗濯バサミのようなもので髪の毛を任意の位置で留めて、髪を切る範囲を限定するためのものです。

参考にした動画では、自分の髪の毛、特に後頭部の髪を留めることはプロにとっても難しいことのようでした。
数ヶ所に分けてゴムで留める方法もありましたが、余計に難しそうです。

動画を数多く見ていくと、ヘアバンドで髪を留めているものが見つかりました。

ヘアバンドなら自分でもできそうです。

問題点3:後頭部が見えない

解決方法:ビデオ通話アプリを利用


サイド部分は鏡でなんとか見えるとしても、後頭部は合わせ鏡を使ってもよく見えません。
また鏡の大きさはある程度の大きさのものが必要なので、最適な場所に固定することが難しそうです。

この問題については当初より、テレビ電話や会議アプリを使うべきだとの考えがありました。

Zoomを使用してしてみたところ、1秒ほどのタイムラグはあものの使えることが確認できました。

クリップと雲台でスマホを固定

写真のようなクリップと雲台があれば、カメラ側のスマホを置いたり手すりに設置することができます。

スマホのホルダーは100均のものを利用しました。

セルフカットの工程

1. 必要な道具を用意

  • 電気バリカン
  • すきバサミ
  • くし
  • ヘアバンド
  • スマホ
  • タブレット(パソコン)
  • カメラ固定器具

2. 場所は浴室で

通常は下記のようなもの(ヘアエプロンあるいはカットクロスなどと言います)を使って部屋で行う方が多いのではないかと思います。

それでもいいのですが、私の場合は浴室で裸で作業しています。(写真では都合上服を着ています。)
切った髪の毛はそのまま浴室の床に落とし、最後にシャワーで流せば排水溝の網に捕えられるので掃除の必要がありません。
カットが終わったあとそのままシャワーを浴びれば体についた髪の毛も流されます。

ただし地域によっては寒い時期は厳しいかもしれません。

3. 必要な道具を準備

  1. ヘアバンド
    幅2〜3センチくらいがいいと思います。
    細すぎると留めた髪が下に垂れ下がってしまい、幅広すぎるとヘアバンドの下のスペースが狭くなってしまいます。
  2. すきバサミ
    ずっと100均のものを使っています。
    髪が引っかかることがあるので、本当はもっと切れ味の良いものが欲しいです。
  3. バリカン
    売られているものはほとんどコードレスですが、私は有線のものを使っています。
    バリカンがコードレスである必要は特に感じませんが、浴室で作業する場合は延長コードが必要になると思います。
  4. スマホとタブレット(あるいはスマホ2台)とカメラ固定装置
    後頭部撮影用とモニター用の2台必要です。
    Wifiかテザリングが使えれば有効なsimカードが無い旧スマホでもOKです。
    アプリはZoomを使用します。

有線のものはコードレスと比べて価格が安いです。

ヘアバンドとすきバサミのリンクも一応貼っておきましたが、私は100均のものを使っています。

浴室で作業ができない場合は前述したヘアエプロンがあったほうが良いでしょう。

4. カメラとタブレットをセット

画像表示用のタブレット

表示側のタブレット(あるいはスマホ)は立てかけるだけで問題ありません。
立てかけられない場合は、ダンボールでスタンドを作ることができます。

Zoomを利用する場合、ハウリング(音の干渉)が起こってしまいますが、その場合はどちらかあるいは両方のスピーカー音量を絞れば解決されます。

5. ヘアバンドで上部の髪を留める

前述のとおり扱いが難しいヘアクリップではなく、ヘアバンドで髪の毛を上下にブロック分けします。

ヘアバンドに挟まった髪をかき出す

ヘアバンドを一度首まで下げてから髪全体を持ち上げて、はち巻きをする位置の少し上で留めます。

先の尖ったもので、ヘアバンドより下から巻き上げられている髪の毛を下ろします。
その際、髪の毛を引き出しすぎないことに注意します。

6. バリカンで後頭部と両サイドの毛を刈りあげる

ヘアバンドの下までが刈り上げてもいい範囲です。

バリカンで後頭部の髪を刈り上げる

今回バリカンの長さ設定は11mmとしました。
あまり短く刈り上げると、上のブロックと馴染まなくなります。

下からすくい上げるようにバリカンを動かします。
バリカンを1度通過させただけでは刈り残しがあるので、同じところを何度か通過させます。

両サイドも後頭部と同様にヘアバンドの下までを刈り上げます。

バリカンで耳の上の髪を刈り上げる

耳が邪魔になるので、空いている手で耳をたたみながら行います。

7. すきバサミで全体のボリュームを減らす

手ですいてみて長いなと思ったところをすきバサミでカットします。
使用するのはすきバサミだけです。

具体的なすきバサミの入れ方としては、髪の毛の根本に近い部分は切らず、髪の毛の中心よりも遠いところを2ヶ所か3ヶ所すきます。
根本に近い部分をすいてしまうと髪が膨らみやすくなります。

手ですいて指から出た部分をハサミで切るとするブログや動画もありますが、素人のセルフカットではおすすめできません。
私はそれで2度手を切ってしまいました。

その際以下の点に注意します。

  1. つかんだ毛束を何回もすかない(位置を変えて2回まで)
  2. 根元からハサミを入れない(髪の長さの中間くらいより先に)
  3. 頭部の左右の角の近くはすかない(シルエットが角張ってしまう)
  4. 完璧を求めてやりすぎない(特に前髪切りすぎに注意)

きちんとやろうとすれば難しい作業ですが、結構いい加減でも大丈夫です。
大丈夫な理由は、下のブロックの一番下(えり足)の長さが揃っているため、上のブロックの髪がえり足の下端を越えなければ大きな失敗にはならないからです。

すきバサミで刈り上げていない部分の髪をすく

8. 後頭部の髪をすく

刈り上げたブロックの上に長めの髪の毛が乗っている状態になっています。
画面で見て違和感が少ない状態にすいていきます。

手ですいて後頭部の髪の毛の長さを確認

すきバサミの使い方は全体のボリュームを減らした際と同様で、根本に近い部分はすかないようにします。

9. 前髪を切る

前髪を4つから5つのパートに分け、ひとつのパートにつき2回だけすきバサミを入れます。

前髪をカット

すきバサミを入れる位置は、目測で根本から60%と80%ほどのところです。

10. 完成の判断は妥協を

ある程度のところで妥協する気持ちが必要です。
細部にこだわりすぎると、どうしても切り過ぎてしまうことになりがちです。

多少不完全と思っても、深追いしない寛容さが大切です。

切り終えた髪の毛をチェック

これからは、明日でもあさってでもいつでも自分でカットすることができるのです。

セルフカットを1年やってみて

初めてセルフカットをしてから1年が経過しました。
それ以降、床屋/美容室には全く行っていません。

昨年11月には息子の結婚式があり久々に美容室に行こうか迷いましたが、結局セルフカットした髪で参列しました。

結婚披露宴で謝辞

美容師の作業と素人の技術を比べると、専門店のラーメンとカップヌードルくらい違うと思いますが、セルフカットには以下の利点があります。

  1. 金がかからない
  2. 時間が無駄にならない
  3. コロナに感染するリスクが無い
  4. 自分の思い通りのボリュームにできる
  5. 長さが気になったらすぐ切れる

といったところでしょうか。

動画を作ってみました。
動画ならではのわかりやすさがあると思いますのでぜひご覧ください。

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