Youtube教則動画でライバルに差をつけろ
教則は動画の時代に
習い事で最も効率が良いのは、良い指導者に直接教えてもらうことです。
好きな角度から指導者の動きを見て学び、自分の動作を修正してもらうことができます。
しかし、いつでも好きな時に指導を受けることはできません。
また、何度も同じ内容を教えてもらうことは指導者の貴重な時間を削ってしまうことになります。
そのような時に、動画を見るということはとても有効な方法です。
販売や配信をされている動画と自分で撮影した動画のどちらも役に立ちます。
この記事では私が習っている「ブラジリアン柔術」を例に取って話しますが、他の習い事、例えば、楽器、踊り、スポーツなどにもそのまま応用できると思います。
超一流選手がYoutubeで技術を習得する時代
ジョン・ジョーンズという総合格闘技の選手がいます。
実質無敗の元ライトヘビー級チャンピオンであり「総合格闘技史上最も才能を持つファイター」と言われています。
しかしながら、ジョン・ジョーンズ選手は総合格闘技という競技において、師を持っていません。
元々持っていたレスリングとキックボクシングの技術の他は全て本とYoutubeで身につけたというのです。(情報源:Wikipedia)
私が柔術を始めた約25年前にはビデオはあるにはありましたが、数は少なく道場で習う以外は教則本が中心でした。
さらに私は練習の後、技術内容を文字でノートに書き留めていました。以下のような内容です。
ヒールホールド(護身術) 猪木・アリ状態で下になっていて頭を蹴られそうになった場合、手のひらを後頭部に当て腕まくらをするようにして受け、蹴ってきた足を巻き込み、そちら側の足を相手の足の間から入れ、足に巻き付けヒールの体制になり、もう一方の足で相手の膝裏を押して倒し極める。 |
この記述を見ただけでヒールホールドができるようになる人はいないでしょう。
自分は指導者の動きを見ているのでまだわかるのですが。
教則本にしても、たとえ写真があっても分かりやすいものとは言えませんでした。
当時の教則本の使い方としては、道場で本を見ながらこうだろうか、ああだろうかとやってみてようやく分かるといった具合でした。
動画の便利さを追求したYoutubeの各機能
動画時間や画質はほとんど制限無し
世界中からアップロードされる大量の動画を無料で受け入れているのは驚異的なことです。
256GBまたは12時間のいずれかという制限は無いも同然です。
目次機能は必須
概要欄、あるいはコメント欄に各パートの開始時間を書き込むことができます。
青い数字の部分をクリックすることにより各パートの頭から再生することができます。(下記画面の赤で囲んだ部分です。)
繰り返し同じパートを見たり、次のパートに移動したい場合には、早送りと巻き戻しよりも快適です。
画面タップで巻き戻しと早送り
画面の右側をダブルタップすると早送り、左側をダブルタップすると巻き戻しです。
ダブルタップで10秒、連続タップの回数を1回増やすごとにさらに10秒ずつ早送りか巻き戻しができます。
ちなみにパソコンのキーボードを使用する場合は、左右の矢印キーが5秒単位、「J」「L」キーが10秒単位で早送りと巻き戻しができます。
開始時間指定機能
動画URLの最後に「&t=30」などの数字がついている場合があります。
そのURLは動画開始30秒後から再生を始めるということを示します。
60秒を過ぎた場合でも原則「分」や「時間」という単位は使われず、あくまで秒の単位になります。
例えば1:23:35という動画の開始時間は5015という秒数で表示されます。
パソコンの場合は変換の必要は無く、動画再生の途中で右クリックし(Macであればクリック長押し)、選択肢の中から「現時点の動画のURLをコピー」を選択するだけです。
スマホにはなぜかこの機能が無いため、開始指定時間が60秒を超える場合は、秒表示に変換するか1h23m45sといった書式で手入力しなければなりません。
この機能はブログ、SNSにリンクを貼るための機能ですが、URLを表計算やマインドパップで管理する場合に便利です。
マインドマップとは数多くのテクニックを樹形図的に整理できるアプリです。
興味のある方は下記記事をご覧ください。
動画アップの作業工程
Youtubeにアップされている動画ではなく自分で撮影した動画の場合はYoutubeにアップする必要があります。
①不要部分をカット(しなくても可)
Android標準搭載の「ギャラリー」、iPhoneであればやはり標準搭載の「iMovie」で不要部分を消すことができます。
しかし前述した「目次機能」があるため不要部分があったままでも問題はありません。
②Youtubeアプリを立ち上げ、画面下の+印をクリックし、「動画をアップロード」を選択
③アップする動画のサムネイルをクリックし、「次へ」をクリック
④タイトルを入力し限定公開を選択し、「次へ」をクリック
⑤「子供向きではありません」を選択し、「動画をアップロード」をクリック
⑥概要欄を編集して目次を記入
以上です。
まとめ
動画による学習は今や欠かすことはできません。
動画を利用しなくても技術を習得することはできますが、余分な時間がかかってしまいます。
もちろん実際に体を動かすことは必須です。
いつでも体を動かして練習することができれば一番良いのですが、ほとんどの方の場合そうはいかないでしょう。
限られた時間の中で充実した練習をするためには、動画による予習・復習は欠かせないのです。
そして、動画を見るために最も適した方法は現在のところYoutubeを利用することだと思います。