私のお散歩用自転車仕様 〜tokyobike SS〜
15年前にクロスバイクに乗り始め、その後ロードバイクに乗り換えましたが、首を痛めたことをきっかけに、速く走ることをあきらめました。
現在乗っているtokyobike SS(トーキョーバイクエスエス)は、7台目のママチャリではない自転車です。
7台のうち現在乗車可能なのは4台ですが、最近乗っているのはtokyobikeばかりです。
とても気に入っています。

ちなみに下記のようなところを走っています。
日吉ー野川公園(79.29km)
日吉ー大熊川支流(30.6km)
日吉ー大熊川源流(34.3km)
日吉ー鶴見川ー帷子川(40.44km)
日吉ー田奈(41.80km)
日吉ー早渕川源流(41.69km)
各パーツの現状
購入時より少しカスタムしています。
カスタムする理由は全て”楽に乗るため”です。
以下にパーツ別に紹介させていただきます。
フレーム
クロモリといって、鉄にクロームとモリブデンを添加した合金製です。
鉄なので、カーボンやアルミと比べると重いです。
クロモリは振動吸収性が高く、乗り心地が良いと言われますが、実のところ私には違いが分かりません。
カーボンやアルミより重いフレームに乗っている理由は見た目です。
クロモリフレームは細く、トップチューブが地面と並行(ホリゾンタル)になっているところが好きです。
カーボンやアルミのフレームは太く、例外なくトップチューブが斜めになっているのです。
トーキョーバイクのフレームにはメーカー名のロゴが書かれていないところも、ゴテゴテしていなくて気に入っています。
トップチューブに小さく「tokyobike.com」と書かれていますが、透明シールなので簡単に剥がすことができます。
ホイール・タイヤ
購入時、格好をつけて自分でホイールを組みましたが、2年ほどしたらスポークが1本折れてしまいました。
スポークのストックが見つからないこともあり、購入時のホイールに戻して現在に至っています。
650cという珍しいサイズなので、タイヤとチューブは常にストックをしておく必要があります。
ハンドル
購入時はフラットバーがついていましたが、ブルホーンハンドルに交換し快適に乗っていました。
その後首の調子が悪くなり、より前傾が少なくなるプロムナードハンドルに換えました。
変速が無いので、ドロップだろうがブルホーンだろうが、どんなハンドルにでも簡単に交換できるのもシングルスピードの良いところです。
ちなみにステムですが、アヘッドタイプはデザインが好きではありません。
たとえ重くてもスレッドタイプが好みです。
サドル
普通のサドルではすぐに尻が痛くなるようになってしまったため、購入後すぐに革サドルに交換しました。
尻が痛くなるようになった過程とその対策に付いては下記に書きましたので、よろしければお読みください。
自転車で尻が痛くなる理由とその対策

最も尻が痛くならないと言われている「セラアナトミカ・タイタニコ」です。
他の革サドルはとは異なり、馴らしが不要という点で優れています。
価格は高めですが、必要な者にとってはそれだけの価値があります。
軽いものと比べると倍以上の520gですが、やむを得ません。
ペダル
購入時のままです。
散歩の邪魔になるので、ビンディングやクリップを付けるつもりはありません。
ブレーキ
購入時のままで充分機能しています。
ロードバイクについているものと同じ構造の、キャリパーブレーキというものです。
高価なものと比べ少し重いだけで、機能的には遜色がありません。

ブレーキレバーは、余っていたダイヤコンペのものに交換しました。
ちなみによくクロスバイクに付いているVブレーキですが、効きすぎてロックしやすい難点があります。
初心者が買うことが多いクロスバイクにVブレーキを付けるのは危険だと思っています。
ギヤ
46×16、ギヤ比は2.875です。
ロードバイクの52×18(2.89)とほぼ同じギヤ比ですが、変速系の抵抗が無いためシングルスピードの方が軽く感じます。
スプロケット1、2枚分軽いのではないでしょうか。

チェーンリング(前ギヤ)を44Tに交換しました。
コグ(後ろギヤ)は固定ギヤにするつもりはありません。
過去に固定ギヤのバイクを組んでもらったことがありますが、乗りこなすことができませんでした。
シートポスト
以前ブルックスの革サドルを装着した際に、普通のシートポストではサドルを充分後ろに引くことができず、とても困りました。

よりサドルを後ろに下げることができる、上記写真のシートポストが必要でした。
この「NITTO S84」以外の選択肢はありません。
またこのシートポストは前後2つのボルトでサドルを固定するため、角度の調整が非常に容易です。
デザインも美しいです。
アクセサリー

ライトはUSB充電式です。
100ルーメンですが、都会を走る分には充分です。
夜のサイクリングロードなど真っ暗なところを走る場合は、最低限300ルーメン以上は必要だと思います。

リアライトは100均製(単4電池2本使用)です。
このような立派なものが、わずか100円で売られていることは驚きです。
鍵はワイヤー式で、番号を押すタイプを使っています。
キーで開けるタイプや番号を回して合わせるものよりも簡単です。
購入時より700gあまり増量
購入時は9キロ台でしたが、上記のやむを得ない事情により実測で10.7キロほどになっています。
ハンドル:+105g
シートポスト:+103g
サドル:+168g
ヘッドライト:+76g
ボトルケージ:+83g
鍵:+176g
—————–
計:+711g
tokyobike SSに乗り続ける理由
見た目がかわいい
タイヤが小さいことは可愛いことにつながっています。
色の展開が多いので、好みの色を選ぶことができます。
クロモリならではのフレームの細さとホリゾンタルフレームも好みです。
気楽に駐輪できる
自転車散歩中、食事をしたり買い物をしたりすることがありますが、高価な自転車では気軽に駐輪することができません。
自転車用のラックがない店舗も多く、そうした場合は鍵を複数かけたとしても、自転車と地面がつながらないので簡単に持ち去られてしまいます。
ロードバイクに比べるとtokyobikeは価格が安いので、盗難の危険も低くなります。
メンテナンスフリー
シングルスピードでもホイール、ブレーキ、タイヤなどメンテナンスすべき場所はいくつかありますた、変速システムがないためロードバイクやクロスバイクのような頻繁なメンテナンスを必要としません。
ただでさえも変速機は抵抗が大きい上に、ギヤ、チェーンやプーリーに汚れが付着するとさらに動きが悪くなってしまいます。
基本乗るたびに、毎日のように乗る場合は最低週一くらいで清掃をしないと調子が悪くなってしまうのが変速系なのです。
シングルスピードでも最低限のメンテナンスは必要ですが、あまり気にしなくても大丈夫です。
昨年で生産終了に
「tokyobike SS」という機種ですが、昨年までで生産終了になってしまいました。
「tokyobike MONO」に引き継がれましたが、重量が1キロほど増えているので、SSとくらべてコストダウンがなされていると思われます。
今のものを大切に乗り続けたいと思います。