100均のワイヤーネットとベニヤ板で大型収納棚を製作

物置部屋用の収納を模索

ワイヤーネットを使った収納はネット上でたくさん紹介されていますが、比較的大容量のものについては参考にしたいと思えるものはありませんでした。

そこで、私が考えついた収納棚を紹介させていただきます。

縦方向の壁構造にベニヤ板を挟むことにより強度を持たせました。
また、ベニヤ板が平らなのでものを置きやすいということも言えます。

使用材料と工具

■材料
ベニヤ板900mm×900m:1枚(ホームセンターで3分割に)
ワイヤーネット295mm×295mm:14枚
結束バンド(100mm):58本

総額2,895円。

※写真に写っているワイヤーネットは7枚ですが、2段の収納の場合は14枚必要になります。

■工具
ドリルドライバー(4mmドリル)
ハサミ
ペンチ(マストではない)

※結束バンドは多くの本数を使用することもあり、100mmのものを推奨します。私が購入したものは100mmのものが100本入っていました。

作成手順

1.ベニヤ板切断

ホームセンターで切ってもらうのが良いでしょう。
今回は島忠ホームズでしたが、1カットあたり55円で3カットで165円でした。
一応カット図を示しておきます。

2.ベニヤ板に穴を開ける

結束バンドを通す穴です。
結束バンドの幅が3.6mmとのことなので4mmの穴を開けました。

穴を開ける箇所と結束バンドの通し方を簡単な図にしてみました。
穴を開ける位置を決める際にワイヤーネットをベニヤ板に当てて印をつけると良いと思います。
図の上が奥で下が手前になります。

ベニヤ板1枚あたりの穴の数は18個です。
穴の位置はベニヤ板の上にワイヤーネットを並べて印をつけます。
ドリルで穴を開ける際は3枚重ねて作業すると良いでしょう。

3.ワイヤーネット同士を結束バンドでつなぐ

7枚のワイヤーネットを1段あたり12本の結束バンドを使ってくし形につなぎ合わせます。
この段階では結束バンドの締め付けは弱くしておきます。

4.ワイヤーネットとベニヤ板を結束バンドでつなぐ

くし形につないだワイヤーネットをベニヤ板とつなぎ合わせます。
58本全ての結束バンドをつないだら締め付けを強めた上ではみ出た結束バンドをハサミで切り落とします。

上をベニヤ板で覆い、その上に上記と同様に組み上げ結束バンドで繋ぎます。
その際1段目と2段目のワイヤーネットはベニヤ板を挟んで1ヶ所について1本の結束バンドでまとめます。

繋ぎ目は下記のようになっています。

多少穴の位置が不正確だとしても組み上がるまで結束バンドを緩めにしておき、形が組み上がってから締め付けるとごまかしがききます。

この収納の利点

1.制作が容易

使用する道具は必須のものがドリルとハサミだけです。
結束バンドを締め付ける際にペンチなどで引っ張ると強く締め付けやすいです。

材料が比較的軽いので、材料の持ち運びや製作の作業が楽です。

2.設計がフレキシブル

今回は今回は2段×3列のものを作りましたが、長い板があれば何列でも、強度を考えなければ何段でも作ることができます。
ホームセンターでは910mm×910mmのベニヤ板が多く売られているので今回はそれを無駄なく利用しました。

後から段数を追加することも比較的容易です。

3.費用が安い

今回作成した2段3列のもので2,895円です。

仮に1×12(19×280×1810)サイズのSPF材の場合は4本必要なので、基本構造だけで8,000円前後になります。
にもかかわらず1×12の奥行きは280mmなので、ワイヤーネットを使った場合の295mmより狭くなります。

4.分解・処分・増築が容易

多くの自治体では金属ゴミの長辺が30cm、木材の場合は50cmを超えると粗大ゴミになります。
この収納が不要になった場合、ワイヤーネット部分は小さな金属ゴミという扱いで、無料で処分できます。
ベニヤ板部分は半分に切れば50cmを下回るので、普通ゴミとして捨てられます。

もちろん分解した後それぞれ他の用途に利用することもできます。

結束バンドを付け直すだけで簡単に増築することができます。
使ってみた感触としては、大量の本など重量のあるものを載せなければ4段か5段くらいまでいけそうな感じです。

動画を作成しました。

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