納得がいくカレンダーをスプレッドシートで自作する
欲しいカレンダーが無い
シンプルイズベスト
写真やイラストは必要ありません。スペースの無駄です。
広告が入っている物は論外です。
100均で売られているものはシンプル理想に近いですが、「正月」「成人の日」などの祝祭日の名称は不要です。
だいたいそのような小さな字は老眼には見えません。
またほとんど全てのカレンダーには数字の上の行に「月、火、水、木、金、土、日」の文字が入っていますが、これも必要ありません。曜日表示が無くても何曜日かはわかります。
年、月、日のみがわかるだけで良いのです。
月曜で始まるものが欲しい
日本国内で売られているものはほとんどが一番左の列が日曜日、いわゆる「日始」になっています。
好みの問題もあるとは思いますが、私はウィークエンド(週末)と言うからには月始にすべきだと思っています。
働いたからこその休みがあるわけですから。
また現状ではほぼ土曜日も休みになっているため土曜日と日曜日が離れていることには違和感があります。
ついでに言えば土曜日が青色というのもおかしいのではないでしょうか。
これは土曜日が半ドン(死語)と言われていた名残だと思いますが、もはやそんな時代錯誤な会社はありません。
土曜日も赤色にするべきでしょう。
1ヶ月には6行必要
現在は少数派になってきましたが、1ヶ月が5行のカレンダーでは下記のようなことが起こります。

2025年では月始の場合3月、6月、日始では3月、8月、11月がこれに該当します。
また、6行にした場合には前月と来月分をより多く表示することができます。
私使いたいカレンダーはこのようなデザインのものです。

スプレッドシートで自分カレンダーを製作
1.サイズを決定
ハガキサイズの紙用の設定をします。
ファイル→印刷→用紙サイズを「カスタムサイズ」→高さ10cm、幅14.8cm

2.余白を設定
ファイル→印刷→余白を「カスタム数値」

カレンダーを入れる枠を考慮した上で小さめにしたいですが、とりえあず左右を0.7、上下を0.4としました。(カレンダーを入れる枠の淵の幅により微調整が必要です。)
3.罫線を引く
枠線のアイコンで横7マス、縦8マスの線を引きます。
※1行目はヘッダ部分、8行目はページ調整分となります。

4.マスの大きさを決定
左端の1〜7をドラッグして右クリックして「1-7のサイズを変更」を選択し数値を60程度とします。(プリンタにより印刷可能範囲が違うので微調整が必要です。)


上端のA〜Gをドラッグし右クリックして「A-Gのサイズを変更」を選択し数値を100くらいにします。(プリンタにより印刷可能範囲が違うので微調整が必要です。)


数値を入力
フォントと大きさを選択し、数字をマスの中心に持ってきます。

文字の入力には様々な方法があります。もっと論理的な方法もありますが、これでも充分に簡単です。
下記のような2ヶ月分サイズの表を作り各月の部分を切り取ります。

上下もコピペで加え、1か月分ずつ作成します。

色を変更します。
原則:黒
土日祝区祭日:赤
前月と翌日:グレー

ヘッダ(年と月)を加え線種を好きな色に変えて完成です。
月始と日始を瞬時に変更
月始を支持しているとはいえ日本のカレンダーのほとんどは日始になっているため、打ち合わせの際など日始が欲しい時もあります。
解決策として私の場合は普段は月始の面を表にし、ホルダーごとくるりと裏返せば日始になるようにしています。
そのために両面印刷をするわけですが、12枚重なっている状態では少々工夫が必要です。
1月の裏は2月、2月の裏は3月・・・12月の裏は1月、といったふうに印刷する必要があります。
完成したものがこちらです。


木製枠は100均のフォトフレームです。