Xiaomi Mi 11 Lite 5G使用レビュー
8台目のスマホ
前機種から4年が経過し、ついに新しいスマホを購入しました。
4年もの期間が空いてしまった理由は無職になり出費を抑えているからだけではなく、欲しいと思う機種が現れなかったということがありました。
ちなみに以下はこれまでのスマホ遍歴です。
2010年 iPhone4(会社支給)
2012年 GalaxyS2
2013年 SharpSH02A
2013年 iPhone5(会社支給)
2014年 Nexus5
2015年 iPhone6(会社支給)
2017年 HuaweiNOVA
8台目のスマートフォンということになります。
これまで使っていたHuaweiNOVAと比較してどういった点がどれだけ向上しているかということを中心に見ていきたいと思います。
大きさと重さ
開封した時の印象は「でかっ」でした。
旧機と比べて筐体の幅が6.63mm、高さは19.33mm大きくなりました。
正直後悔しましたが、重量が軽いので我慢してみることにしました。
バックパックに着けていたホルダーには入らなくなりました。
この機種に限ったことではありませんが、iPhoneX以降のベゼルレスの機種の画面は全て縦に長すぎると思います。
スマホが縦長化していることに対する意見は別記事で書きましたのでよろしければご覧ください。
データ移行
新旧機を並べてBluetoothでつなぐことにより、住所録を含む60個のアプリのほとんどが新機で使えるようになり、再ダウンロードする必要はありませんでした。
LINEのトーク履歴のみガイダンス通りGoogleDriveにバックアップすることにより特に問題はありませんでした。
ディスプレイ
5インチから6.55インチになったということは単純計算で1.31倍になったということです。
しかし、1.31倍になったのは対角線であり、使用感としてそこまで大きくなった実感はありません。
その理由は、動画の表示サイズがそれほど大きくなっていないことによります。
画面が大きくなることで最も恩恵を受けるのは本来動画の閲覧時だと思います。
ところが画面が大きくなったのは主に縦方向(スマホを横にした場合)であり、幅は1.096倍になったにすぎません。
自分の場合最も利用頻度が高いYoutubeやテレビ放送の縦横比は9:16ですが、新機の画面は9:20です。
5インチの旧機では画面いっぱいに表示されていたものが新機では画面の左右が余ってしまいます。
実質的には幅の増加分である1.096倍になったにすぎません。
それならば上下画面(横にした場合の左右)の余分な部分を無くしコンパクトな機体にして欲しいと思いました。
有機ELの画面は非常に綺麗で申し分ありません。
旧機と並べてみるとコントラストが良いことがわかります。
屋外の直射日光下でも問題なく見ることができるのは素晴らしいことです。
処理スピード
自分はヘビーユーザーではなくゲームもやらないので処理スピードはあまり要求しませんが、旧機ではアプリの立ち上がりが遅いという問題がありました。
新機ではメモリが3倍の6GBのなったので、複数アプリを立ち上げても問題なくサクサク動いてくれます。
カメラ性能
メイン6400万画素、超広角800万画素、テレマクロ500万画素といういびつな構成になっています。
画角によって画素数が違う意味が不明です。
iPhone12の場合はどの画角でも1200万画素ですが、それが真っ当な考えだと思います。
4Kテレビの画素数が約800万画素、将来の8Kを見越したとしても3300万画素です。
ほとんどの場合写真を見るのは画面上であり、印刷したとしてもせいぜいA4程度だと思います。
にもかかわらずメインカメラが6400万画素というのはオーバースペックと言わざるを得ません。
必要以上に画素数が多くてもファイルサイズが大きくなり内蔵メモリやクラウドの容量を圧迫してしまうことになります。
画質はとても綺麗です。
厳密に比べれば旧機より向上しているのかもしれませんが、旧機も綺麗でしたのでさしたる違いは感じません。
最も違う点、そして期待していたのは超広角レンズです。
超広角というと特殊なレンズような印象を持つ方も多いかと思いますが、動画を撮影する場合は体感的には人間の目の画角に近いと思います。
旧機の画角は箱の中から覗いているかのようでしたので、格段に向上したと言えます。
動画撮影時の手振れ補正は著しく向上しました。
旧機にも手振れ補正はあったはずですが、ほとんど効果はありませんでした。
新機の手振れ補正能力は高く、歩きながらの撮影でもジンバルが不要です。
バッテリー
バッテリー容量は4250mAhあり充分と言えます。
旧機と比べるため同じ動画を再生してみたところ、いずれもバッテリー残量100%だったものが2時間後のバッテリー残量は旧機が72%に対して新機86%でした。
単純計算では新規の方が半分のバッテリー消費割合だったことになります。
旧機のバッテリーは4年経過していることを考えると健闘したと思います。
熱発生は最大の弱点
結構熱を持ちます。
発熱する位置は本体中央の少し上で、表も裏も同様に発熱します。
真夏のウォーキング中に幾つかのアプリを同時起動した際に、結構な熱を持ちます。
具体的には以下の3つのアプリを立ち上げた際に動作不能のアラートが出ました。
・歩行ログ取得アプリ
・Googleレンズ
・スクリーンレコーダー
充電しながら動画を見る場合にも発熱します。(旧機ではそのようなことはありませんでした。)
発熱によりバッテリー寿命が短くなるのではないかと心配です。
まとめ
当機がコストパフォーマンスが良く、他の機種に比べて「買い」であることは間違いないと思います。
特に画面とカメラの性能がとても良く、発熱以外にはさしたる欠点は見当たりません。
しかしどうしても腑に落ちないのは画面が20:9であることです。
ほとんどの動画や書籍の縦横比が16:9から4:3の範囲であるにもかかわらず、各社とも横並びで細長い画面を作っている理由は「細長い画面の方がカタログ上の画面サイズが大きくなる」という理由によります。(詳しくは縦長スマホ全盛に物申す 〜ベゼルレス16:9のスマホが欲しい〜を一読いただきたいと思います。)
ベゼルレスで16:9の機種が発売されたらすぐに買い替えたいと思います。