気象庁HPリニューアルは改悪なのか?

2021年2月24日、突然気象庁のHPがリニューアルされました。
気象庁HPはほぼ毎日見ていましたが、リニューアルされるという告知を見た記憶はありませんでした。

リニューアルの経緯について下記の記事が見つかりました。

気象庁で再びシステム障害 急きょ新HPの運用開始

20日6時58分

 20日未明、気象庁のホームページにシステム障害が発生し、一部の情報を閲覧できない状態が続いています。

 気象庁によりますと、20日午前1時前から気象庁のホームページに障害が発生し、一時、天気予報や地震・火山など、どのサイトにもアクセスできなくなりました。

 気象庁は午前4時、バックアップサイトに切り替えましたが、バックアップサイトでは警報や注意報などの防災情報を閲覧できないため、急きょ、今月24日にリニューアルを予定していた新しいホームページの運用も開始しました。しかし、新しいホームページでも、一部の情報にアクセスできない状態が続いているということです。

 今回の障害について、気象庁は「ご利用者の皆様にご迷惑をおかけしていることをお詫びいたします」とのコメントを発表しています。気象庁では先月にも、地震や火山などの情報が一時配信できなくなるシステム障害が発生していました。

TBSニュースサイト(googleキャッシュ)より引用

そういうことでしたか。
完成度が低く、使いにくい原因がわかりました。

防災情報を閲覧できないのであれば、急遽リニューアルするのではなく、防災情報を閲覧できるように修復するのが先決だったのではないでしょうか。

昨年9月の広告トラブルといい、気象庁内部の混乱ぶりが見てとれます。

これまでに近い使い方

とりあえず気象庁のHPに行ってみました。
不具合があるというわけではありませんが、ページ構成が複雑でわかりにくいです。

わかりにくくしている要因の一つは防災情報という概念です。
防災情報の中に天気予報と気象情報を含む形になっていますが、防災情報という名称が相応しくありません。
HPの設計から見てこの防災情報の利用を推奨しているようですが、インターフェースがわかりにくく直感的な操作ができません。

したがって、これまでに近い操作方法をお勧めします。
これまでに近い操作方法というのは、メニューの中から必要な機能をクリックするというシンプルな方法です。

気象庁でググって、検索結果から一番上の気象庁ではなく、天気予報をクリックするのが良いと思います。
あるいは下記の画面から防災情報あるいは天気アイコンをクリックします。

初回のみ地域選択画面になるので、自分が住んでいる地域を選択します。

選択すると下記画面になります。(次回アクセス時には地域を選択しなくとも下記画面になります。)

そのうえで、上記画面の赤で囲んだところをクリックすると下記画面になります。

例えば天気図や、時系列予報が見たい場合は、天気をクリックします。
(ブラウザサイズが大きい場合には天気のメニューはすでに開いています。)

上記から天気図をクリックすると、天気図の画面が出てきました。

さらに、他のページを見たい場合は前画面に戻るか、丸で囲んだところをクリックすると機能選択画面に戻ります。

※私見ですが、ここに表示する文字は現在使用している機能(上記画面では「天気図」ではなく、「メニュー」あるいは「メニュー選択」とすれば格段にわかりやすくなると思います。)

新しい使い方

リニューアルで、新たに作られた使い方は、初期画面によく使う機能を登録する方法です。
必要な機能を自分が使いやすいようにまとめられる優れた機能です。

上記はパソコン画面の例ですが、スマホの画面も基本的には同じで、表示幅が狭くなるだけです。

しかし、カスタマイズ画面を呼び出すための手順が多いなど、わかりにくいインターフェイスになっています。
本来公開できるレベルではない状態で公開してしまったということで、今後修正・仕様変更の可能性が高いため、まだ使わないことをおすすめします。

どうしても、新機能を使ってみたい方は下記の通りやってみてください。
【注:2021年3月22日時点の情報です。】

現在の気象庁サイトは、基本的にパソコンとスマホの画面は同じです。
パソコンの画面の幅を縮めるとスマホの表示になるのですが、ボタン位置が少し変わるので注釈をつけました。

1. 気象庁でGoogle検索して、検索結果から気象庁をクリック

2. 防災情報アイコンをクリック(注:パソコンの場合、上の防災情報タブは押さないでください)

3. 現在地を選択

4. 画面右上の「九つの点アイコン」をクリックして、現れる「表示をカスタマイズする」をクリック
 (パソコンの場合は、画面右下の表示をカスタマイズするをクリック)

5. 画面右下(パソコンでは左下)の歯車アイコンをクリックして、コンテンツ一覧を表示させる

6. コンテンツ一覧の中の、トップ画面に必要な項目をスライドさせて緑色にする

7. +現在の状態を新規保存をクリックし、自動的につけられた名前の右にのフロッピィディスクアイコンをクリックしてレイアウトを保存します。

8. 右下の歯車アイコンをクリックし、編集画面を閉じます。

9. 次回は、上記1,2,4,5を繰り返し、表示パターン名の中から前回保存したコンテンツ名(例:横浜8コンテンツ)を選び、歯車アイコンをクリックして、コンテンツ選択画面を消します。

リニューアルページが使いにくい理由

  1. これまでと違いすぎる
    19年ぶりのリニューアルだけあって、トップページに以前の面影が全くありません。
    それだけで戸惑ってしまったユーザーも多いでしょう。
  2. 防災情報という概念がわかりにくい
    防災情報の中に気象情報・天気予報があるサイト構造になっています。
    おそらくは、人の命を守るために警報・注意報等を目につきやすくしたいということではないかと想像します。
    しかし、現在のままではわかりにくいためにユーザーを減らしてしまい、結果的に防災の役に立たなくなってしまいそうです。
  3. 直感的な操作ができない
    特にわかりにくいのは、新機能であるコンテンツの一覧表示に関するところです。
    慣れれば必要な情報だけを選んでタイル状にならべることができますが、当初はレイアウトの選択・変更の方法がなかなか見つけられませんでした。
    ボタンの位置が統一されておらず、操作ごとにクリックする場所やアイコン・ボタンがさまざまなこともわかりにくさを増しています。
    次回のアクセス時にはレイアウトが元に戻ってしまい、改めて呼び出さなくてならないことも不便です。

迷ったらここをクリック

操作がわからなくなった場合は、画面上部の気象庁ロゴ右側部分の丸で囲まれた部分をクリックします。
スマホでもパソコンでも同じです。

ただし、上記では「あなたの…」となっていますが、ここにはこれまで使っていた機能が表示されるので、表示される文字は常に変わります。

ここをクリックすると、機能選択画面になるので、そこから「天気予報」「アメダス」などをクリックしてそれぞれの機能を使用します。
スマホなどの小さいブラウザの場合はさらに「天気」「気象観測」などをクリックして隠れている機能を表示させます。

時系列予報が便利

リニューアル前からあった機能ですが、地域時系列予報は36時間後までの気象変化のイメージが掴みやすく便利です。
このページをブックマークしておくことをおすすめします。

小学生の時から天気図を書くほど天気予報が好きだった自分は、「雨のち晴れ、南風が強く気温は19度まで上がるでしょう」程度の情報量では物足りず、天気図(昔は気圧配置といっていました)や東京アメッシュを見て、風向きや雨の降り始めを予測していました。

昨年になって「地域時系列予報」がリニューアルされた際には最良の天気予報だと思い、スマホのホーム画面にアイコンを置いていました。

36時間後までの日照・降水・温度・風の向きと強さが一目瞭然なので毎日便利に使っていたのですが、2月24日に突然リンク先に飛ばなくなってしまい、気象庁ページのリニューアルを知りました。

ちなみにですが、android端末の場合なぜか地域時系列予報の画面を拡大をすることができません。
他の天気予報、天気図その他のページはピンチアウトできるし、iPhoneでは問題無く拡大できます。
老眼には少々厳しいので修正をお願いします。

まとめ

  1. リニューアルサイトが使いのは一時的なものだと思いたいです。
    予定より早く緊急導入されたため、UIの不具合を修正しきれていない状況ではないでしょうか。
    今後、修正あるいは仕様変更により使いやすくなることを望みます。
  2. 現時点では、下記画面からコンテンツを選ぶのが最もシンプルです。

3. 防災情報という言葉に惑わされてはいけません。
 防災情報の中に天気の情報が組みこまれています。

4. 地域時系列情報が便利です。

 拙速なリニューアルによって気象庁のサイトを敬遠している方も多いのではないかと思いますが、天気予報サイトの中では情報量が随一なので、長い目で見守りたいと思います。

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