初めての便秘
2021年4月30日、生まれて初めての便秘になりました。
わずか1日ですが、かなり苦しみました。
たかが便秘と侮ってはいけません。
大腸ガンの予兆のこともありますし、この状態が続いた場合腸閉塞に近い状態となる危険もあります。
一時は生命の危機さえ感じました。
初めての便秘
予兆はありました。
今年に入ってから排便時にいきむまなければならないことが何度かありましたが、これは60年間ほとんど無かったことでした。
それでも頑張れば排便できたので、あまり危機感はありませんでした。
ただし、あまりいきむと脳の血管が破裂するのではないかという懸念はありました。
1日中苦しむ
その日は突然訪れました。
朝食後に便意がありましたが、弱いものでした。
放置してもよい程度だったのですが、この後サイクリングに行こうと思っていたので、多少無理をしても排便をしておきたいと考えました。
しかし、いきっても便が肛門近くまで来ますが、そこからが出てきません。
あきらめて、再度便意が来ることを待ちました。
その後、次第に便意の波は強くなりますが、何度トイレでいきんでも出てくる様子は全くありません。
運動すれば腸が動くと思い散歩に出ましたが、便意が高まりすぎて1ブロックを回ることもできず家に戻りトイレに駆け込みますが、それでも出ません。
どうやら大きくて硬い便が出口を塞いでいるようです。
大きな便が出てくることが心配になり、「排便 肛門裂傷」でググってみました。
その結果、大きな便が排出されて肛門が裂傷することを切れ痔というのだと知りました。
このままでは腸閉塞か切れ痔のどちらかになってしまうかもしれないと思い、恐ろしくなってきました。
浣腸を選択
午後になり、目の前の苦しさを逃れるためには切れ痔もやむなしと考えるようになってきました。
このような心理を行動経済学では「現在志向バイアス」と説明していたことを思い出しました。
つまり、たとえ未来に切れ痔になるとしても、現在の便秘の苦しみから逃れることを選択するということです。
下剤か浣腸を導入しなければならないことは明らかな状況でした。
しかし下剤の場合は効果が現れるまでは時間がかかるため、今日中に解決させることは難しそうです。
この状態を翌日に持ち越すというのは受け入れ難いことでした。
もはや浣腸しか選択の余地はありませんでした。
しかし少しでも歩くと便意がMaxになる状態だったので、なかなか薬局まで行くことができません。
家から出ても、途中で戻ってくることを何度か繰り返しました。
そんなことをしているうちに夜になってしまいました。
薬局は徒歩圏内にいくつかありますが、最も近い店舗はそろそろ閉店してしまう時間です。
覚悟を決めて薬局まで行き浣腸を購入しました。
往復約10分の間、強烈な便意に襲われましたが、出ることはないと信じました。
帰宅後すぐに買って来た浣腸を使用しました。
詳しくは書きませんが、マニュアル通りに使用し便秘は解消しました。
反省(何が悪かったのか?)
なんでこんなことになったんだろうと考えてみました。
後日1行日記で確認してみると、普段は2日とおかずサイクリング・ウォーキング・柔術練習のいずれかをやっているのですが、便秘になる前2日はほとんど運動をしていないことが判明しました。
特に前日は雨だったので、家から1歩も出なかったということも腸の動きを鈍らせたのかもしれません。
食事の面ではここ1月くらいタケノコの消費に忙しく、それまで毎日のように食べていた納豆を食べていなかったことも一因だったかもしれません。
年齢のこともあるでしょう。
ググってみると、年齢とともに便秘になるのはよくあることのようです。
それどころか「便秘は高齢者の病気」と言い切っているサイトもあります。
食物繊維が便秘を防ぐことは広く知られてますが、これまでは考えたことがありませんでした。
ちなみに食物繊維が多く含まれている食品には下記のものなどです。
玄米 豆類 芋類 野菜 きのこ 果物 海藻 |
1日に必要な食物繊維の量は約20gということですが、食物に含まれる量から考えた場合、必要量を摂取することは簡単なことではなさそうです。
今後は意識して食物繊維を摂取するようにしたいと思います。