長期保存したタケノコを食べてみた 〜砂糖をまぶして冷凍〜
今年もいよいよタケノコのシーズンがやってきます。
1行日記で過去5年間の記録を見てみると、最も早くタケノコを掘ったのは2018年の4月3日でした。
タケノコの季節まで、いよいよあと1ヶ月を切りました。
タケノコの保存方法いろいろ
毎年タケノコを掘っていますが、保存期間が短いことには悩まされてきました。
おいしく保存できるのは、茹でてアク抜きしたものを冷蔵庫でせいぜい1週間程度だと思っていました。
タケノコの長期保存方法には主に下記のものが考えらえますが、それぞれ欠点があります。
- 瓶詰め
常温で保存するためビン詰して、ビンごと煮沸する。
→非常な手間がかかり、失敗も多い - 乾燥
薄く切って、ザルに広げて天日で乾かす
→大きなザルが必要
- 塩漬け
大量の塩をまぶして常温保存
→使用する時塩抜きをするので、塩がもったいない - 冷凍
1口サイズに切って冷凍庫に入れるだけ
→水分が抜けてスカスカになってしまうらしい
ということで、これまでは長期保存をあきらめていました。
砂糖まぶして冷凍という方法
昨年になり、砂糖をまぶして冷凍する方法を見つけました。
たけのこは冷凍保存こそ便利!砂糖を使えばシャキシャキ食感をキープ
お砂糖をまぶして保存することによって、たけのこから逃げようとする水分をお砂糖がキャッチして閉じ込めるためてくれます。そのため、たけのこのシャキシャキとした食感が損なわれることなく保存することができるのです。
macaroniから引用
記事によると保存期間は1ヶ月くらいとのことです。
砂糖まぶし冷凍を実践
タケノコシーズンも終わりに近い昨年の5月中旬に、アク抜きしたタケノコをサイコロに切り、ひとつかみの砂糖をまぶして冷凍しました。
ひとつかみという砂糖の量は、調理の際に必要とされつであろう分量です。

写真は10ヶ月冷凍庫で保存しておいたものです。(1ヶ月が目処という忠告は無視しましたw)
かなづちで叩き割り、凍ったまま鍋に入れます。
まぶしてある砂糖は無駄になりません。

全体に霜がびっしり着いています。

ダメもとで煮てみます。
水をひたひたに入れ、かつおぶしを入れて火にかけます。
100gあたり大さじ1の醤油で味付けし、水分が無くなるまで煮ました。

完成しました。
良さげに出来上がっています。
採りたてのものと変わらないいい匂いがします。
味はどうでしょうか?
恐る恐る食べてみましたが、驚いたことに採れたてのものと比べて遜色のない美味しさと噛みごたえでした。
最後に
タケノコは漢字で「筍」と書きます。
竹かんむりの下の「旬」とは、1ヶ月の3分の1という意味があります。
旬の時期は、本来1年間にわずか10日間なのです。
実際にタケノコを採れるのは、年間で10日よりは長いものの、期間が限られています。
その時期だけを思い切り楽しむべきものなのですが、そうは言ってもほかの時期に食べたくなることはあります。
それは主に、季節が終わった直後と採れるようになる直前です。
旬の時期でも1週間掘りに行けないと、冷蔵室の備蓄が無くなってしまいます。
今年は冷凍室の容量と相談し、5〜10キロくらい備蓄しようと思います。