初めての株式購入をするまで
今年11月で60歳になるため、いよいよ老後のことを真剣に考えざるを得なくなりました。
現在の会社で延長雇用することは考えていないので、これまでよりかなりの収入が低下することが予想されます。
仮に働かなくてもしばらくは貯金で食べていけますが、いつまでも貯金を食い潰すわけにはいきません。
近い将来年金をもらった場合でも若干不足気味で、長生きした場合には貯金を食い潰してしまう可能性が高いです。
預貯金の利息がほとんどない現状では、株式投資をすることが必要ではないかと考えました。
しかし、迂闊なことをやってしまっては財産を失うことになってしまいそうです。
バブルの崩壊時には、土地や株が暴落して破滅する人を数多く見てきました。
自分の年齢と資産を前提として考えた場合、これからこつこつ積み立てるよりも、高配当の株式を購入するのが良さそうだと言う結論に達しました。
仮に1000万円を投資して4%の利回りを得るとすれば、月額33,333円になります。
利回りが3%としても月額25,000円です。
現在の預貯金を考えると年金と合わせて生活費をまかなえそうです。
本来は簿記や金融の知識を身につけてから株式投資を始めると言うのが本道だとは思いますが、とにかくやってみようと思いました。
初めての株式購入までの手順
株式口座開設
当初、手数料が最も安いと言われるSBI証券に口座を開きましたが、どの商品を買うか決められず3ヶ月以上放置してしまいました。
結論として、高配当の日本株投資に最も適しているといわれるSBIネオモバイル証券に口座を開くことにしました。
NISAは後回しです。(ちなみにSBIネオモバイル証券ではNISAは使えません。)
ネットで申し込むと数日後にパスワードが書かれた葉書が届きました。
入金用銀行口座開設
全財産を証券口座に入れるのは怖いので必要な分のみ入金するつもりです。
株式口座に入金する際に手数料がかからないためには、住信SBIネット銀行に口座を開くことが必要です。
住信SBIネット銀行からSBIネオモバイル証券への振り込みは無料です。
ネットで申し込むと、数日後にパスワードが書かれた認証番号カードが届きました。
早速セブンイレブンのATMで入金を試みましたが、認証番号カードでは入金できないとのこと・・・
ネットでキャッシュカードを申し込み、現在郵送待ちです。
とりあえず220円を払い、手持ちのネットバンキングの口座から10,000円だけ振り込みました。
購入株式選定
下記サイトなどを参考に、いくつか銘柄を選びました。
本来は過去の配当の履歴や業績を調べた上で選定しないといけないのでしょうが、金額も1万円だけということもあり、あまり塾考せずに選びました。
完全をめざすといつまでも踏み出すことができなくなってしまうと考えました。
スマホで1株購入
SBIネオモバイルの画面はスマホ取引を前提としているようで、パソコンで見た場合でもスマホ用に最適化されています。
購入は簡単です。
画面右上の虫眼鏡マークをクリックして希望の銘柄を検索します。
「この株を買う」ボタンを押し、次画面で金額か株数を指定するだけです。
私の場合はいくつかの株式をそれぞれ1〜4株購入しました。
1週間で71円のマイナスになりましたw
高配当株投資の長所と短所
長所
- 株価が下がっても配当が減るわけではない
- 手数料が安い
- 配当を受け取れる確実性が高い
順を追って説明します。
株価と配当は無関係
1株に対していくらくれるかというのが配当なので、株価がいくらであろうとも配当の金額には直接関係ありません。
株価に関係あるのは購入時の配当利回りです。
株価が安い時に買えば利回りが高く、高い時に買えば利回りは低くなります。
手数料が安い
SBIネオモバイル証券の場合、1ヶ月の取引が50万円までは手数料200円なので断トツで安いです。
他のネット証券だと1日の定額手数料が数百円になります。
配当を受け取れる確実性が高い
会社が倒産するか、無配にならない限り配当はゼロにはなりません。
しかし、株を売却する場合は売却益がゼロやマイナスになることは覚悟しなくてはなりません。
短所
- 減配、無配になるリスクがある
- 手間がかかる
- 高額取引すると手数料が割高になる
こちらについてもそれぞれ説明します。
減配、無配になるリスクあり
減配はともかく無配になる可能性があります。
その場合株価が大きく下がっていると、売却することもできず八方ふさがりになります。
手間がかかる
リスク分散のため数多くの株式に投資します。(50社くらい)
企業業績のチェックや定期的に配当額の確認、株式入れ替えなどの手間がかかります。
高額取引では手数料が割高に
1ヶ月50万円までの運用が原則なので、1年で600万円が限度です。
それ以上の投資をする場合は他の証券会社を併用した方がいいでしょう。
今後の予定
本記事作成の2020年8月31日時点で、日経平均は高値を維持しています。
3月にはコロナ問題を原因として一時株価が暴落しましたが、すぐに持ち直しました。
今年6月にはIMFが「日米の株価は実体経済と解離」についての警告をしています。
このまま一本調子で株価が上がり続けるはずはなく、近い将来に大幅な株価の下落があるのではないかと考えます。
下落の時をチャンスと考え、まとめて購入しようと準備している次第です。