車を売却するまで
最も無駄な出費
定年になり収入が少なく、あるいは年金受給が始まるまでは全く無くなってしまうかもしれない状況です。
現在あらゆる支出の削減を行っているのですが、住居費についで最も費用がかかっているのが車関係でした。
- 駐車場 14,000円/月
- 保険料 6,000円/月
- 自賠責 1,076円/月(25,830/2年)
- 税金 2,458円/月(29,500円/年)
- 車検代 8,535円/月(204,841円/2年)
合計 32,069円/月
これだけのコストをかけてどれだけ車を利用しているかというと、
6年10ヶ月で15,600キロなので、月間平均わずか190.2キロです。
利用用途は、
- 買い物(スーパー、ホームセンターなど)
- 車でないと行けない場所(奥多摩、丹沢など)
- タケノコ関連(運搬、堀り人送迎)
- 国内旅行
仮に月間走行距離をタクシー、レンタカー、カーシェアリングに置き換えた場合、現在の維持コストよりは遥かに少なくなります。
車の売却を決意、売却方法は?
このまま車を売らないと貧乏なのに馬鹿と言われてしまいそうなので、売却することにしました。
売却先は3種類考えられます。
- ディーラー
- ネットオークション
- 買取業者
ディーラーへの売却は買い替え時であるイメージです。
買い替えの人は比較的資金に余裕があるだろうし、他で売却すると買い替え者の割引きが減るではないかという心配もあるので多少安くてもディーラーでという判断もあると思います。
ディーラー側としては買取が本業ではないので、買取価格を上げる必要もないはずです。
ディーラーに売却するのは得策ではないでしょう。
ネットオークションは最も買取価格が高くなると思われますが、売却までに時間がかかり故障トラブルのリスクもあるため、今回は固定費削減が第一と考えやめておくことにしました。
消去法で買取業者に売却することにしました。
買取業者を選ぶ前にネットで価格を調べようと思いましたが、ほとんどのサイトが電話番号を入力しないと話が進まないようになっています。
1つだけネットのみで完結するサイトがあったので、車種、年式、走行距離などを入力してみたところ出た金額は、18万から31万という結果でした。
が、これは顧客を呼ぶための数字と思われるので高めに設定されている可能性があります。
売出情報を探してみると、同じ車種、年式だと30〜50万円程度でした。
ネット情報で再販価格の7〜8割が買取価格という記述があったので、それに当てはめると21万〜40万円ということになります。
再販価格のー20万円が買取価格というものもありました。
その計算だと10〜30万円です。
以上を売却の目安とすることにしました。
マンション売却との類似点
私は以前不動産業界にいたのでマンションの売却を数多く扱ってきました。
古いマンションの売却はこんな感じです。
- 汚いままのマンションはなかなか売れないが、売主がリフォームするには多大な費用がかかる。
- 結果、古いマンションほど買取業者に売ることが多い。
- 買取業者によって金額は結構違う。
新しいマンションであれば、仲介(売主から買主への売却)で売れやすいのですが、古いマンションの場合内装が古いので見栄えが悪く、また修繕関係のリスクが高いためになかなか売れないのです。
買主が安く買って自分で内装工事をすればいいと思うのですが、そう考える人は買主は非常に少数です。
そんなわけで、しばらく仲介で募集していてもなかなか売れず、結局買取業者に売却するケースをよく見てきました。
購入者の側からすると、古いマンションほど修理や、将来の修繕費の高騰などのリスクが高くなります。
安くても状態に不安があるより、多少価格が高くてもマンション買取業者が売主のリノベーションされている安心な物を買いたいというニーズが圧倒的に多いのです。
売主から、多少安くなっても早く売れるなら買取業者に売って欲しい言われることも多かったです。
何ヶ月も売れなかったマンションも、買取業者と話がつけばあっというまに売却が完了します。
その場合は複数の業者に査定してもらうのですが、業者によって金額は様々でした。
その理由は、成績・売り上げが欲しければ査定金額が高いのですが、もう今月の売り上げの予定が立っている場合は無理に安く買って余計なリスクを追わないということのようでした。
これを車売却に当てはめてみると、
- 古い車ほどオークションでは売れにくい。
- 数多く査定を頼めば高い値段がつく可能性が高まる。
ということになりました。
やはり業者に売った方がよさそうです。
複数の業者に査定を依頼
一括査定というのをやってみました。
車の情報、個人情報を入力して登録すると、1秒以内に電話がかかってきました。
その業者と話している間にも他の業者からの電話は鳴り続けました。
その中から3社に査定をお願いすることにしました。
- A社 当日出張査定
- B社 当日出張査定
- C社 翌日持ち込み査定
結果は、
- A社 10万円が上限
- B社 10万円プラスアルファ
- C社 8万円
A社とB社の営業は、なかなか自分から金額を言おうとせず、先にこちらから言わせようとします。
しかし、こちらから正直な金額を言えばそれ以上になることはないと思い、法外と言える30万円が希望と言いました。
A社、B社とも言うことは大体同じで、
「どこで査定してもオークションにかけるのだから結果は同じ」
「今すぐここで返事をくれるなら金額をアップする」
と言います。
その申し出を丁重に断り、翌日の持ち込み査定に期待することにしました。
しかし、そこでの査定金額は8万円でした…
その日のうちに3社に査定を依頼しました。
D社は5万円でした。
ここで心が折れそうになりましたが、次のE社が15万円の値をつけてくれました。
一応F社の見積もりを待って(8万円でした)、E社にお願いすることに決めました。
長い2日間でした。
まとめ
車が必要かどうか考える
中には売却後に交通機関のコストがかかり損をしてしまう可能性があると思うので、よくよくシミュレーションするべきです。
数多く見積もってもらう
今回一社だけの見積もりだったら最悪5万円だった可能性もありました。
買取業社の口車に乗らない
最初の業者の話に乗って売っていたら、4〜5万損をしているところでした。