昔ながらの石けんの良さとは

石けんと合成洗剤は似て非なるもの

現在の私たちが、洗濯、入浴、洗顔などで使っている合成洗剤は、主に石油由来の化学物質であり、石けんとは似て非なるものです。

石けんの成分は「脂肪酸ナトリウム」です。(純石けん分と表示されていることもあります。)
なにやら合成物質のような言葉の響きですが、自然界にも存在するものです。
塩が塩化ナトリウム、水がH2Oであるのと同じことで、自然界のものはすべて元素か化合物です。

石けんの洗浄力は実は強い

数年前から洗濯時に石けん(=粉石けん)をつかっていますが、自分の経験ではその洗浄力は合成洗剤を上回ります。

合成洗剤の主成分は界面活性剤ですが、機能を補うものとして蛍光増白剤が含まれている場合がほとんどです。
これは色物を洗った場合、毎回少しずつ白い色を塗っていることに他なりません。
界面活性剤だけで洗浄力が足りるのならば、蛍光増白剤はいらないはずです。

石けんの弱点

優れた石けんではありますが欠点もあります。

1. お湯じゃないと溶けにくい
 粉状の石けんを湯を使ってバケツや洗面器で混ぜなくてはなりません。
 水の温度が低いと粉が溶けにくく、汚れ落ちも悪くなります。

2.石けんカスの問題
 衣服に石けんカスが残ることがあります。
 粉石けんのパッケージには石けんカスが出るのは水に対しての石けん量が少ないからと書かれていますが、使い始めの時はなかなか理解できませんでした。
 普通の感覚だと石けんカスが出るのは石けん量が多すぎたからだと思ってしまうからです。

3.水の硬度により必要な量が違う
 硬度というのは水に含まれるカルシウムやマグネシウムと言ったミネラル分のことです。
 ミネラル分が多いと硬水、少ないと軟水と呼ばれます。
 硬度が高いほど多くの石けん量が必要になります。
 日本の水はほとんど軟水ですが、ミネラル分の含有量は地方によって違うので、石けんの適量がわかるまでに多少の試行錯誤が必要になります。

そういった理由により、現在では石けん・粉石けんを使っている人はとても少ないです。

石けんは肌にやさしい

実は石けんには洗浄力以外に大きな利点があります。
肌が荒れにくいということです。

自分の場合、50歳を過ぎて指先の指紋のところが荒れて白っぽくなるようになりました。
それまでは手の甲があかぎれになっても指先が荒れるということはありませんでした。

加齢により油の分泌量が少なくなったから仕方がないだろうと思っていましたが、石けんを常用するようになってからは特に注意しなくても肌荒れしなくなりました。
今年は新型コロナの予防のため日に何十回も手を洗いますが、ハンドクリームをつけ忘れても手が荒れるということがありません。

これは明らかに石けんのおかげだと思っています。

昔なかったアトピー性皮膚炎が現在これほど増えているのも、合成洗剤と無縁ではないのではと疑っています。

肌だけではなく、布地にも優しいので、柔軟剤を使わなくとも洗濯物がゴワゴワにならないという利点もあります。

石けんのコスト

同等の機能を持つ液体石けんというものもあり、成分は「脂肪酸カリウム」といいます。
「脂肪酸ナトリウム」と同様に自然界にあるものです。
液体なので洗濯で使用する際の面倒さはないが、コストが少し高くなります。

粉石けん :水30Lに36g使用 2.16kg入り840円 1回あたり14円
液体石けん:水30Lに45mL使用 1.0L入り400円 1回あたり18円
※容器に記載されている内容によります。

合成洗剤 :水30Lに25g使用 910g入り250円 1回あたり6.9円

比べると合成洗剤の方が安上がりです。

液体石けんを洗濯以外にも利用

液体石けんは固体石けんを水に溶かしたものではありません。

個体石けん=脂肪酸ナトリウム
液体石けん=脂肪酸カリウム

それぞれ常温での状態が違うのです。

わが家では液体石けんの方は、浴用、洗面手洗い用、食器洗い用として使用しています。
それぞれの専用の物も売られていますが、中身は同じ物(脂肪酸カリウム)なので、洗濯用のものを泡ポンプに入れて替えて使用しています。
その際にスムーズに泡が出るよう、3分の1ほどの水を混ぜています。

左からキッチン用、洗面手洗い用、浴室用

洗濯にこだわる人、肌の弱い人は石けんを試してみてはいかがかと思います。

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