ブラジリアン柔術練習へ
時おり雨がぱらつく天気でしたが、間隙をついて道場へ練習に行くことができました。
午前中はいつも道場は空いており、今日は生徒4人でした。
新型コロナウイルスにより2ヶ月ほど練習を休みました。(道場も休みでした。)
自粛解除後、迷いましたが練習を再開しました。
何しろ密着の競技なので・・・
休んでいる間にかなり体がなまっていたようで、しばらくは練習がきつかったですが、最近ようやく体が慣れてきました。
今日習ったテクニックは上の相手をひっくり返して自分の有利な体勢に持ち込むというものでした。
自分があまり得意ではないテクニックです。
柔術のテクニックはとても種類が多く、覚えるのが大変です。
全ての技を使いこなすのはほとんど無理なのですが、無理ながらも様々なテクニックをやってみることが必要です。
自分に合ったテクニックを取捨選択して磨いていくことが大切なのです。
テクニックの練習は、まず先生がひとりの生徒に技をかけてみながら細かい動きを丁寧に説明してくれます。
その後、2人あるいは3人1組になって反復練習をします。
慣れている技であればまあまあできるのですが、やったことが無い、あるいは不得意なテクニックの場合は、だいたいうまくできません。
そんな時でも先生に怒られる心配はありません。
できないことは、いつかできるようになればラッキーというスタンスです。
教えるほうも教わる方もおおらかです。
しかし、これぞと思ったテクニックは、スパーリングで使ってみたり、あとで誰かを捕まえて反復練習をさせてもらったりします。
テクニックの練習は教科書に沿って行うわけではありません。
私が通っている道場では技術習得度によるクラス分けはないので、毎回誰が来るのか何人来るのかも分かりません。
先生は集まった生徒の顔を見て、その日に練習するテクニックを決めているようです。
テクニックの練習が終わるとスパーリングです。
スパーリングとは2人1組で時間を区切り試合形式で行う練習です。
これがなんといっても楽しいのです。
やりたかった動きができたり、一本取れたりするととても嬉しいです。
練習の詳細については下記に書きましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
ブラジリアン柔術は実力社会です。
帯の種類は白と黒だけではなく細分化されており、下記の順にレベルが上がっていきます。
白帯→青帯→紫帯→黒帯
柔術を初めて黒帯になるまでには長い期間がかかります。
しかし、黒帯までなれる人はほんの一部です。
それどころか白帯のまま辞める人がもっとも多いのではないでしょうか。
ブラジリアン柔術帯の習得に時間がかかる競技です。
モチベーションを補うためかどうか、帯にストライプを巻く制度があります。
下記の写真では帯の先端の方に白いものが巻かれています。
本日の私の写真ですが、ストライプを1本巻いてもらいました。
ストライプの数は習熟度を表し、ストライプが4本になれば、次は帯昇格ということになります。
私が次の紫帯をもらえることがあったとしても、あと数年はかかりそうです。
果たしてそれまで体がもつかどうか分かりませんが・・・
帯昇格とストライプの追加については試験があるわけではなく、主に道場主の判断によりますが、試合に勝ったから昇格ということもあります。
これまで私が聞いたことがある中で、黒帯まで最も早い人で3年、最も長い人で20年です。
帯が上がったからといって、良いことばかりではありません。
実力がなくて帯が上がったとしても、スパーリングの際にいつも下の帯の人に負ける(一本取られる)ことは悲しいことです。
スパーリングはあくまで練習であり、本来負けても気にする必要はないのですが、締めている帯より弱い状況は避けたいところです。
現在59歳の自分ですが、1年でも長く続けられるように精進したいと思います。