加湿器を買ってはいけない理由

加湿器が欲しくなる季節がやってきました。
購入を検討している方は多いのではないかと思います。
しかし加湿器の種類はあまりにも多く、その違いはわかりにくいです。

そして多くの方は基本的な知識を持たずに加湿器を選んでいるように思われます。

結論から言えば、どのタイプの加湿器にも宿命的な欠点があり、それを知ってしまうと加湿器を買う意欲が減って(あるいは無くなって)しまいます。

以下においては一般的に知られている内容については簡単に触れるだけにして、加湿器が持つ本質的な欠点に焦点をあてて解説してみました。

個人的には加湿器は無くても良いと考えます。
しかしながら、どうしても加湿器を買いたいというならば以下を読んでいただいき欠点を理解した上で購入し、後でこんなはずではなかったというにならなければ幸いです。

加湿器の原理は3つだけ

1.加熱式(スチーム式)

水を沸騰させることにより蒸発させます。
ヤカンで水を沸かすイメージです。

2.気化式

水を布などに付着させ、風を送ることにより気化させます。
濡れたタオルに扇風機で風を送るイメージです。

3.超音波式

超音波の振動により水を細かい分子にして空気中に散布します。
他のものに例えることができないユニークな発明だと思います。

ハイブリットとは

ハイブリットという言葉を聞くと感心してしまう方が多いようですが、それほどの価値があるとは言えません。
ハイブリット式は下記の2種に限定されます。

1.気化式+加熱式

気化式の機能を基本として補助的に熱を加えています。
熱を加える理由は、水の殺菌と気化効率を高めるためです。

2.超音波式+加熱式

超音波式の機能を基本として補助的に熱を加えています。
熱を加える理由は、水の殺菌のためです

ちなみに気化式+超音波式というものは存在しません。

以上については文章で書くよりも下図を見ていただくと一目瞭然です。

それぞれの形式の致命的な欠点

1.加熱式(スチーム式)

水を熱するためにエネ大きなルギーを必要とするため、電気料金が多くかかります。
10畳用の標準的なもの消費電力が500w程度なので12時間の電気代が160円ほどになります。
1ヶ月だと5,000円近く、半年で3万円弱もの金額になります。

計算方法は以下のとおりです。
(500wを1日12時間で1ヶ月使用した場合、東京電力の第2段階料金26.36円/Whを想定します。)

500÷1000×26.36×12×30=4745円

2.気化式

水に含まれるミネラル分(カルシウムやマグネシウム)が水を気化させる役目の布状の部分に付着するため、定期的に清掃する必要があります。
シーズンで数回は行わないと加湿の効率が悪くなってしまいます。
清掃方法はクエン酸を溶かした水に着ける方法が一般的ですが、結構大がかりな作業になります。
また回転する構造のため、動作音は大きいです。

3.超音波式

蒸発や気化では無いため、水に含まれるミネラル分が室内に放出されます。
たいした量ではないと思っている方が多いですが、そうではありません。
参考までに東京都水道局のHPによれば、水に含まれるミネラル分は1リットル当たり10〜100mg(ミリグラム)となっています。
中間をとって1リットルあたり50mg(0.05g)とした場合、1ヶ月分で6gのミネラル分が部屋に放出されることになります。

0.05g×3L×30日=6g

6ヶ月であれば36gですね。
放出されたミネラル分は部屋にまんべんなく降り積もり、粉として残留します。

4.ハイブリッド式(気化式+加熱式)

気化式と加熱式の両方の欠点を合わせ持っています。
清掃に手間がかかり、電気料金も安くはありません。
本体価格は各方式の中で最も高いと言えます。

5.ハイブリッド式(超音波式+加熱式)

部屋に放出されるミネラル分は超音波式の欠点をそのまま受け継ぎ、殺菌のために加熱したことにより電気料金が増加します。
そもそも超音波式では雑菌が繁殖する要素が少ないため加熱する必要は無いと思います。

いったいどうすればいいのか?

私も以前は加湿器を使用していましたが、前述した理由により今では加湿器を使っていません。
それぞれの欠点が気になりすぎて、どれも選ぶことができないのです。
一定の条件に当てはまればおすすめできる加湿器もあります。

  1. 部品の清掃を面倒と思わなければ気化式
  2. 部屋が粉だらけになってもよければ超音波式
  3. 電気料金が気にならなければ加熱(スチーム式)

ちなみにハイブリッド式を選ぶことは得策ではありません。
欠点が解消されない(むしろ増える)にもかかわらず価格が高くなるからです。

私の場合どうしているかというと、室内に洗濯物を干すことにより加湿しています。
洗濯物が無い場合は、バスタオルを濡らし軽く脱水したものをぶら下げます。
体調の悪い時などどうしても喉の加湿をしたい時は、マスクをつけて寝ればすむと思います。

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