心臓アブレーション手術で入院・手術
発作性上室性頻脈症が悪化
2016年4月に「発作性上室性頻脈症」のアブレイション手術を受けました。
何年も前から症状はあったのですが、年末年始に酒を飲み過ぎたためか急激に進行してしまったのです。
ある日の14時間分の脈拍数のグラフです。
安静にしていても、何の前触れもなく一瞬で心拍数が約2倍になります。
終わる時も一瞬です。
数分で終わることもあれば、何時間と続くこともありました。
循環器科で診察を受ける
痛いとか苦しいということはないのですが、あまりにも頻度が多いため2月頭に地元の病院にいったところ、「酒を減らせば治るでしょう」との診断でした。
ネットで調べてうすうす病名はわかっていたので、ほんとかなあと思いながら1ヶ月間完全に断酒しましたが、まったく改善しませんでした。
3月下旬に、知り合いの紹介で中目黒の加藤内科クリニックを訪れました。
加藤先生は、本格的な患者が来たことをとても喜んでくれました。
話を聞いてすぐに病名が分かったようですが、一通りの検査をしてくれました。
同時にワラソンという薬を処方してもらいましたが、これはかなり効きました。
しかし薬を処方したのは病名を確かめるためです。
一生薬を飲み続けるのは得策ではないというのが先生の意見で、自分もそう思いました。
検査の結果、病名は予想通り「発作性上室頻脈症」だった。(突発性ーという言い方もあります。)
簡単にいうと心臓内部に電極ができたことにより頻脈が発生するということらしいです。
脳梗塞を誘引するリスクもあるとのことなので手術をすることにしました。
手術日と金額の概算が決定
東京医療センター(目黒区東が丘)を紹介され、4月中旬に手術をすることとなりました。
手術方法は全身麻酔で行われます。
足の付け根の血管から心臓までカテーテルを挿入し、心臓内側にできた電極みたいなのものを焼き切るというもので、20年ほど前に実用化された技術です。
手術・入院費用は約200万円ですが、健康保険でかなりの部分がまかなえるとのことです。
健康保険のサイトで確認すると自己負担額は下記の計算式によるものでした。
80,100+(総額-267,000)×1%
総額200万円とすると、自己負担額は97,430円ということになります。
入院、手術
入院初日、看護師に自分で毛を剃るように指示されました。
看護師に剃られると思っていたので、かなりほっとしました。
翌日手術前に尿道にカテーテル(手術じゃないほう)を挿入されました。
手術中はオムツを当てるのかと思っていたので予想外でした。
手術台に乗って麻酔をかがされてからのことは全く記憶がありません。
気がついた時は病室のベッドの上でした。
カテーテルを挿入した傷口が広がらないため、目が覚めてから6時間寝返りをうたないよう指示されていました。
寝返りをうてないいということは予想外に辛いことでした。
6時間をだいぶ過ぎてから看護師が訪れカテーテル(尿道の方)を抜かれ、ようやく寝返りが許可された。
3日目は病室でゴロゴロしていましたが、前日長時間身動きが出来なかったストレスで胃と腰が痛いです。
4日目の朝に窓口で、409,000円を支払い退院しました。
※後日、健康保険から31万円あまりと保険会社から70,000円(手術台代5万+入院費2万)が払い込まれました。
病院を出て、普通に歩いて電車に乗って帰宅しました。
あっさり完治
その日は流石に酒は飲みませんでしたが、翌日は少し、翌々日は相当飲みましたが大丈夫でした。
6日後に、タケノコ掘りで相当量の運動をしたせいか、カテーテル挿入跡からかなりの内出血がありちょっと焦りました。
が、大丈夫でした。
手術以降丸4年経過しましたが、今のところ頻脈の症状が現れたことはありません。