電気料金減量待った無し 〜現状を徹底解明し節約目標を設定〜
現在の電力料金
これまで電気料金を節約すると言う意識を持ったことがありませんでした。
注意する人間がいないのをいいことにあちこちの電気を付けっぱなし、冬は薄着でいられるくらいにエアコンを付け放題にしていました。
近く定年を迎えるにあたり、節約できるところは節約していかないと思い、手付かずだった電気料金にメスを入れてみることにしました。
まずは、過去1年間の電気料金をさかのぼって調べてみました。
冬の電気料金が多いのは暖房の使用によるものだと思われますが、これほどとは思っていませんでした。
夏の料金も冷房により平均よりは高いですが、冬場の料金は群を抜いています。
エアコンの使用が多いと思われる8月と1月の料金が比較的安いのは、請求月の使用期間がと料金の請求が、1ヶ月半ほどずれていることが理由です。
例えば8月分の料金は、6月16日から7月15日までの使用に対しての請求となっています。
最も高額な2月分の内訳を見てみると次のようになっていました。
第1段階料金 2,372円(120kWh × 19.77円)
第2段階料金 4,745円(180kwh × 26.36円)
第3段階料金 2,542円(86kWh × 29.57円)
小計 9,660円
基本料金 803円
エネルギー調整額 ー795.16円
再生エネルギー割賦金 1,138円
合計 101,806円
マーカーした部分が1kWhあたりの単価ですが、使用量により累進的に増えていきます。
この月は第3段階料金にまで達しているため、使用量の増加以上に金額が増えているわけです。
初老の男ひとりなのに第3段階まで電力を浪費するというのは、いくらなんでも多すぎると思います。
電力会社はどこが得か?
2年ほど前に営業の人に言われるままに電力会社を東京電力から東急でんきに変更していました。
今回東京ガス電気も加え、どこが最も安いのか検証してみました。
まずは、3社の基本料金の比較から
東京電力 | 東急でんき | 東京ガス電気 | |
---|---|---|---|
10A | 286.00円 | 286.00円 | |
20A | 429.00円 | 572.00円 | |
30A | 858.00円 | 788.40円 | 858.00円 |
40A | 1,144.00円 | 1,089.00円 | 1,144.00円 |
50A | 1,430.00円 | 1,320.00円 | 1,430.00円 |
60A | 1,716.00円 | 1,551.08円 | 1,716.00円 |
基本料金は東急でんきが最も安いです。
東京電力と東京ガス電気は同じ料金に設定されています。
注意すべきは東急でんきには30A未満無いことですが、自分の場合はこれまで6年間で2度ブレーカーが落ちたことがあるので、ブレーカー落ちにより電気機器が故障するリスクを考えると、30A契約のままにしておいたほうがいいと判断しました。
次に従量料金を比べてみました。
東京電力 | 東急でんき | 東京ガス電気 | |
---|---|---|---|
第1段階 120kWhまで | 19.43円/kWh | 19.41kWh | 19.85kwh |
第2段階 120kwh超300kwhまで | 25.91円/kWh | 25.88kWh | 25.35kWh |
第3段階 300kWh超 | 29.93円/kWh | 28.43kWh | 27.48kWh |
東京電力は基本料金、従量料金のいずれもが3社の中で最も高いため除外し、東急電気と東京ガス電気について過去2年間の使用量に対する料金を計算してみました。
計算の元となる単価は値上げ、値下げの可能性があるため、現在の単価で計算してみることにします。
電気料金の項目のうち、基本料金と従量料金に絞ってシミュレートしてみました。
東京電力 :74,464円
東急でんき :73,682円
東京ガス電気:74,003円
東急でんきが最も安いと言う結果になりました。
一昨年に東京電力から東急でんきに移行したのですが、結果的に年間780円の節約になっていました。
機器別使用電力の推定により、節約目標を設定
自宅にある電気機器別に現在の推定電気量と、月にどれだけ節約できる余地があるか考えてみました。
消費電力、待機電力 | 月間推定電気量 | 節約金額 | |
---|---|---|---|
電気炊飯器 | 炊飯1回あたり130.3wh 予約時 0.96W 待機時 0.77W 保温時 13.9W | 炊飯20回で67円。 待機電力としては約14円。 保温時3時間を月20回として14円。 ※予約と保温をやめる。 ※保温時間はコンセントを抜く。 | 28円 |
テレビ(55型) | 消費電力 151W 待機電力 0.12W | 毎日平均2時間視聴として351円。 毎日平均21時間待機として2円 | 0円 |
テレビ(32型) | 消費電力 142W 待機電力 0.1W | 毎日平均2時間視聴として220円。 毎日平均22時間待機としては1.7円 ※使用時間を減少させる。 | 110円 |
テレビ(20型) | 消費電力 待機電力 0.5W(推定) | ほとんど使用していない。 毎日24時間待機として9.3円。 ※コンセントを抜く | 9.3円 |
レコーダー | 消費電力 25W 待機電力 0.04W | 毎日1時間使用で19円。 毎日23時間待機として0.7円。 | 0円 |
レコーダー (数年間未使用) | 消費電力 36W 待機電力 9W | 毎日24時間待機で167円。 ※コンセントを抜く | 167円 |
MACmini | 消費電力 30W(平均) 待機電力 10W 待機電力 2W(スリープ時) | 毎日2時間使用で47円。 毎日22時間待機として171円。 ※スリープ使用で137円節約 | 137円 |
PS4 | 消費電力 110W(平均) 待機電力 3W | 毎日30分使用で43円。 毎日23.5時間待機で55円。 | 0円 |
充電 (スマホダブレットまとめて) | 消費電力 10W30分 × 3 | 概算で12円。 | 0円 |
エアコン | 年間1472kWh (カタログによる) 待機電力 2.4W(推定) | 月間平均消費電力3175円 ほとんど使用しない部屋のエアコンの待機電力が45円。 ※冬季4ヶ月間の推定電気量の3割(月に割り振って242円)を節約。 ※使っていないエアコンのコンセントを抜く | 242円 45円 |
24時間換気 | 消費電力 20W(推定) | 毎日24時間使用で372円。 | 0円 |
冷蔵庫 | 年間270kWh (カタログによる) | 月間平均消費電力583円。 | 0円 |
電子レンジ | 消費電力 600W 待機電力無し | 毎日2回3分使用として47円。 | 0円 |
洗濯機 | 消費電力 85W (使用時平均) 待機電力無し | 毎日平均1回洗濯、洗濯1回30分 として132円。 | 0円 |
電灯(台所) | 消費電力 12W | 毎日3時間使用で19円。 ※5割削減目標。 | 9円 |
電灯(リビング) | 消費電力 6.32 × 3W | 毎日3時間使用で1.7円。 | 0円 |
電灯(ダイニング) | 消費電力 3.6 × 3 + 7.8W | 毎日2時間使用で1.1円。 | 0円 |
電灯(読書灯) | 消費電力 12W | 毎日3時間使用で22円。 | 0円 |
電灯(洗面所) | 消費電力 7W × 2 | 毎日30分使用で5.4円 | 0円 |
電灯(ベッドサイド) | 消費電力 3W | 毎日4時間使用で7円。 ※付けっぱなしを禁止 | 5円 |
洗面所(浴室) | 消費電力 10W | 毎日30分使用で3.9円。 | 0円 |
洗面所(浴室乾燥機) | 消費電力 1000W | 週1回2時間使用で207円。 | 0円 |
小計:5,748円 | 752円 |
月間推定電気量は全て1kWhあたり25.88円で計算しました。
昨年の月間平均電気量が6488円なので、推定金額の方が約11.4%少ないですが、現状の把握にかなり近づけたと思います。
毎月の節約額は752円の見込みですが、さらに極力無駄な電気を使わないよう注意したいと思います。
なんといっても最も大きな金額を占めているのはエアコンで、全使用料金の約半分と推定されます。
これは最も料金の高い月が、最も少ない月の2.6倍になっていることからも裏付けられています。
夏の冷房はともかく冬の暖房は抑えないといけません。
これまでは節約を考えたことがなく、暖房の効いた部屋で薄着をしていましたが改めたいと思います。
以上の目標を実行することにより、年間9,000円以上の削減を目指します。
2ヶ月後にある程度の結果が出ていることを期待したい。