気象庁HPの使い方 〜地域時系列予報だけで充分〜

天気予報を提供しているサイトは数多くあります。

その中で私が利用しているのは「気象庁」のHPです。
使いやすいとは言えず、ウェザーニュースよりも観測点が少ない気象庁のHPを利用していることには理由があります。
「地域時系列予報」があるからです。

他の天気予報サイトにも1日の気象変化をページはありますが、気象庁の地域時系列予報が群を抜いて見やすいのです。

気象庁の地域時系列予報とは

こちらが地域時系列予報の画面です。
トップページを経由するよりも、「気象庁 時系列」で検索し、ヘッダーから地域を選定するのが良いでしょう。

少ない面積で晴雨、気温、風について一覧することができ、今日明日の気象変化がイメージできます。

地域時系列予報には以下の特徴があります。

36時間先までを予報

36時間というと1日半ということになります。
この1日半というのがちょうどよい期間なのです。

24時間表示の場合、例えば昼に時系列予報を見た場合には翌日の昼までしか表示されません。
せめてその日の終わりまで見たいです。

時間を長くすればいいかというとそうではありません。
時間が長くなるほど予想が不正確になってしまうのです。

36時間というのは絶妙な期間だと思います。

いつからいつまで雨が降るか予報

一昔前まで当たり前で、現在でも一部使用されている「晴れのち曇り」や「曇り時々晴れ」といった言い方では表現が不足しています。
正確さともかく何時頃から雨が降るか、今降っている雨がいつ頃やむかという情報は非常に有効です。

温度の変動をグラフで予報

帰宅時間までの温度の流れがわかれば、服装の選択がしやすくなります。

最高気温と最低気温のみでは全くもの足りません。
下記のように1日の最低気温が朝では無い場合もあるのです。

風の強さと向きを予報

ひとつのアイコンで風の強さと向きを表現しています。
風の向きは8方向、強さは文字と共に3種類の色で表します。

風の強さが秒速で1m増すごとに体感温度は1度下がると言います。
出かける時の服装の選択や、自転車で出かけるかどうかの判断に役立ちます。

時系列予報以外ではここを利用

地域時系列予報だけかなり充分ではあるのですが、必要に応じて他にも見ているページがあります。

他のページを表示するためには下記のヘッダーを表示させ、左から二番目のエリア(下記では「地域時系列」と表示されているところ)をクリックします。

今後の雨

12時間前までの降雨結果と14時間後までの降雨予想をシームレスに表示します。

同じような機能を持つ「雨雲の動き」というものがありますが、こちらは過去3時間の降雨結果にこの先1時間の降雨予想を加えたものです。

似たようなメニューが並んでいることには気象庁なりの理由があるのでしょうが、閲覧者にとっては分かりにくいばかりです。
そればかりかそれぞれに「軽量版」があることもさらに分かりにくくしています。
当記事執筆時の2022年5月現在で、下記4つの類似メニューがあります。

雨雲の動き
雨雲の動き(軽量版)
今後の雨
今後の雨(軽量版)

通常の通信環境であれば、「雨雲の動き」だけで充分です。

天気図

天気図の中でも気圧配置は気象の根本です。
晴雨、気温、風、湿度の変化は全て気圧配置が原因となっています。

気圧配置だけを見てもおおよその天気の変化を予想することができます。

アメダス

過去48時間の気象結果を表示します。
地域時系列予報を完全に信用しているわけではないため、念のためここで気温などを確認します。
また、地域時系列予報に無い湿度の情報を知ることができます。

気象庁のHPが使いにくい理由

情報がどこにあるか分かりにくい

昨年2月にリニューアルされた気象庁HPですが、当初は分かりにくということで非常な不評でした。
1年以上経過しユーザーが慣れたため不評は少なくなっていますが、根本的なサイト構造は変わっていません。

下記はパソコンで開いた全メニューです。

このようにたくさんのメニューがあります。
全41メニューが、防災、天気、気象観測、海洋、地震・津波、火山の6つのフォルダに分かれています。
上記画面はパソコンのものなので全てのフォルダが開いていますが、スマホ画面の場合は6つのフォルダのうち選択した1つのフォルダしか開くことができません。

下記はスマホ画面で見た場合です。

この画面を初めて見る方は「防災」の中から「今後の雨」あるいは「気象観測」の中から「アメダス」を探し出すことが困難かもしれません。

ヘッダーの使い方が分かりにくい

下記は常にページの一番上に表示されているべきヘッダーです。

ヘッダー右端の9つの点をクリックした場合にはカスタマイズの画面が表示されるのですが、これが分かりにくいのです。
正直使い物になりません。
なぜ分かりにくいかということについては過去記事で述べていますので、興味のある方はご覧ください。

では、どう使えばいいのかというと、下記の丸で囲んだエリアをクリックすることにより他のメニュー群が表示されます。

このエリアには現在選択されているメニューが表示されています。
ここをクリックすると他メニューが表示されるのですが、いったいどれほどのユーザーがそれに気がつくでしょうか?
まるで隠しコマンドのようです。

操作性が統一されていない

さらに困ったことには、選んだメニューによってはこのヘッダーが表示されません。

例えば「2週間天気予報」を選んでしまった場合、戻ろうとしてもヘッダーが表示されていません。
戻るボタンを押せば前画面に戻ることはできますが、「戻ることができる」ということと「直感的に戻れる」ということは全く意味が違うのです。
「黄砂情報」「推計気象分布」「波浪実況・予想図」「長周期地震動」にも同じことが言えます。

1週間後の予報は必要か

下記は、とある日の気象庁の週間天気予報です。

5日後の信頼度のところを見ると「C」となっています。
これは予報に自信も根拠も無いという意味です。

気象庁では天気予報の的中率を公開しています。
下記は過去30年間の的中率のうち、最も成績の悪い6月のものです。

気象庁HPより抜粋

沖縄と北海道を除き7日目(1週間後)の的中率は60%以下です。
そもそも30年間の平均値を公表していることに疑問があります。
コンピューターの著しい発達にも関わらず、30年間技術の進歩が無いということなのでしょうか?

一方ウェザーニュースが発表している的中率は90%超とのことですが、明日の予報について気象庁が前日17時の予報を基準にしているのに対し、ウェザーニュースは当日朝5時の予報を基準にしているため比較はできません。

時間の経過とともに的中率はどれくらい下がるのでしょうか。
仮に1日後の的中率を90%とし、1日ごとに90%をかけた的中率になると仮定します。
つまり2日後の的中率は0.9×0.9で0.81(81%)、3日後は0.9×0.9×0.9で0.729(72.9%)として、30日後まで計算したのが下記のグラフです。

7日目には50%を下回ることになりますが、私の体感的な的中率はこのくらいの感じです。
50%を下回るということはサイコロを転がすよりも的中率が悪いということになります。

根拠のある計算ではありませんが、時間が経過するほど予報の的中率が下がるということが感覚的にわかると思います。

私は1週間後の予報は全く信じていません。

まとめ

1.地域別時系列予報は全ての気象を一覧できる優れたフォーマット。(ただし湿度は除く)

2.地域別時系列予報以外に使えるベスト3は「今後の雨」「天気図」「アメダス」

3.必要なメニューが探しにく気象庁のページは「地域時系列予報」をブックマーク。

4.1週間先の予報は信用できず。参考程度に見るのがよし。

映画バックトゥザ・フューチャーで予言された気象庁の進歩は実現されていません。

30年間で大きく進歩したコンピューターの処理能力に全く見合っていません。
今後の天気予報の精度向上に期待したいと思います。

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