スタッキングシェルフ互換収納用の引き出しDIYについてまとめ
スタッキングシェルフ互換の棚をDIY
スタッキングシェルフと同じ内径の棚を自作しました。

購入した材料は、棚を取り付けるためのL字金具とねじだけです。
安くできたことには満足ですが、大量の板の切断は大変でした。
これから作成する方は、ホームセンターで購入時に切断してもらえば作業量は大幅に減少します。
中身は下記のような無印良品の引き出し(スタッキングチェスト)を入れれば完成です。

しかしながら、スタッキングチェストには二大欠点があります。
・金額が高い
・無垢の木じゃない
さらに、重量が重いということも少々ひっかかります。
(2列×2段のチェストの場合、約9kgもあります。)
中に入れる引き出しも自作することにしました。
サイズに関しての注意点
ここで、収納の内側の寸法について注意点を述べておきたいと思います。
自分は何も考えず無印良品のスタッキングシェルフのサイズを踏襲しました。
後で気がついたのですが、スタッキングシェルフのサイズは、一般的なカラーボックスのものよりも少し小さいのです。
カラーボックスには定められた規格はありませんが、内側の幅が約380mmのものが多く、それに対してスタッキングシェルフの内幅は375mmです。
わずか5ミリの違いですが、市販のカゴや箱のほとんどはカラーボックスに入れることを想定しているため、スタッキングシェルフに入らないのです。
数ヶ月の間に相当探しましたが、無印良品以外でスタッキングシェルフにぴったり入る箱やカゴは、わずかに下記のものだけでした。
seriaの紙箱(幅185mm) 島忠ホームズの木箱(幅370mm) コーナンのカゴ(幅185mm)
100均、ホームセンターなどで見たもののほとんどは幅380mmとその半分である幅190mmでした。
無印良品のスタッキングシェルフの内径幅は375mmなので、ほとんどの箱やカゴはわずか5mmの違いで入らないのです。
仮に自作シェルフの内径幅を385mmにしていれば、無印良品のものもそれ以外のものにも対応することができます。
しかしながら、もし将来スタッキングチェストを入れた場合には隙間の幅が余分に空いてしまいます。
これは、設計時に決めなければならないことです。
私の場合は、将来スタッキングチェストに入れ替える可能性を考え、内径幅は375mmとしました。
高さについては無印良品のの引き出しが無駄なく入る高さということで375mmがいいと思います。
(無印良品以外のものは、高さにはあまり法則性がありません。)
市販の箱を使い、引き出し的なものを作成
前述した紙箱と木箱を使い、簡単な引き出しを作ってみました。
紙箱の前面には桐板を貼り付けています。
いずれも、統一感を出すために、100均(seria)の取っ手を取り付けました。
詳しい作り方は下記で紹介しています。
100均の紙箱を利用し引き出しを作成

100均(seria)の紙箱の高さを揃え、前面に桐板を貼り付け、取っ手を付けました。
詳しい作成手順は下記の記事で紹介しています。
シャツ、靴下、パンツなどをそれぞれ分類して収納するため、このユニットはを最低3つは欲しいと考えていました。
(後述しますが、2列は必ずしも必要なく、2段の引き出しがあれば用をなします。)
ちなみにこの時もうひとつ引き出し的なものを作りましたが、クオリティが低すぎたため、すでに分解してしまいました。
無印良品の紙製引き出しをリメイク
無印良品の紙製の引き出しを2種購入ました。
硬質パルプという材料を使っており、普通にイメージする紙箱よりは堅牢性は高そうです。
そのまま使用してもよかったのですが、統一感を考えて前面に桐板を貼り付け、他と同じ取っ手を付けました。

作成手順は下記に記しました。
ここまで来て気がついたことは、引き出しが縦に2列ある必要はないということでした。
パルプボード2列2段 パルプボード2段
2列2段の4つの引き出しにパネルを貼るのは難易度が高く、一方使用する場合の利便性は2段のもの(パルプボード2段)で充分ということです。
2段の引き出しをパーテーションで左右に仕切れば事足りると気づいたのです。
価格も2段2列の3,490円に対して2段のものは2,790円です。
取っ手の数も2個ですみます。
ところが店舗に注文に行ったところ、残念なことにパルプボード2段は生産が終了したと言われました。
他の方法を使わざるを得ませんが、2段の引き出しをあと2つ作成するつもりです。
プラダンを使って過不足のない大きさの引き出しを作成
プラダンとはプラスチック製のダンボールのことです。
丈夫な割りに加工しやすい素材です。
プラダンで作った箱を引き出しにしてみました。
当初自作は難しいと思っていた4段引き出しの作成にも成功しました。
まとめ
収納の最新状況です。

棚の内径は幅380mmに
棚の内径は幅385mmにすることで、中に入れる引き出しやカゴを100均やホームセンターの数多くの製品の中から選択することができます。
自分の場合は幅375mmにしたため、選択範囲を狭めてしまいました。
しかし結局は引き出しを自作することになったので、幅は375mmで良かったと思います。
将来的には無印良品のスタッキングチェストをぴったりに収納できる可能性を残しています。
上下2段の引き出しがベスト
2列×2段の引き出しは作成の難易度が高いので、初めて作成する方にはおすすめしません。
機能的には上下の2段があれば充分だと思います。
価格的には自作のメリット大
仮にこれまで作ってきたものと同様のものを、無印良品でそれ得た場合の費用は、
スタッキングシェルフ:76,600円
スタッキングチェスト(8個):42,920円
計:110,520円
それに対して自分がこれまでにかけた費用は、
パルプボード(紙製引き出し、2個):7,380円
ホームセンターの木箱(2個):2,600円
桐板(まな板含み20枚):2,200円
取っ手(20個):2,200円
L字金具:2,100円
計:16,480円
仮に棚板を全て新規購入して自作した場合は、プラス25,000円くらいになります。
クオリティの問題はありますが、自分で作った方がかなり安いです。
何よりも無垢の木であることが気に入っています。
作業はけっこう大変でしたが、コロナ禍で自粛の状況下では良い暇つぶしになりました。
これを見て収納を作ってみようと思われた方は、私の経験を参考にしていただければと思います。
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