ダイニングテーブルをSPF材でDIY

設計図無しで作成

ホームセンターを歩いているときに構造を思いつき、設計図無しで作成しました。

脚が細く見えるかもしれませんが、剛性と軽量化のバランスをとった結果です。
このテーブルの構造を主に支えている重要な部分は、梁(はり)です。

もし梁に脚と同じ材料を使った場合は、重量により時間とともにたわんでしまうでしょう。
逆に足を太くすると重くなりすぎてしまい、見た目のバランスも悪くなってしまいます。

梁のサイズから逆算し、脚がこの太さになった次第です。
脚には横方向の力はあまりかからないので、これで大丈夫でしょう。

下から見ると、このような構造になっています。

梁と脚で枠を作り、その上に天板を乗せるイメージです。

脚を3本の梁でつないでいます。

天板には6枚の板を使っているので、それらをつなぎとめるために3枚の板を使用しました。
反り防止にもなっています。

材料は全てツーバイフォー系の安いSPF材

材料は以下のとおりです。

全部で10,000円くらいでした。

製作過程での注意点

切断はホームセンターにお願いしました。
自分でのこぎりで切ってもよいのですが、厳密に同じ長さでしかも切り口を正確に直角にすることは難しい作業です。
サイズと切り口が正確じゃないと見た目が悪い上にガタつきの原因になってしまいます。
たいがいのホームセンターには巨大な電動のこぎりがあり、1カット30円くらいでやってくれます。
同じ長さのものは並べて同時に切断できるため非常に正確に切断してくれるので、ここは頼んだほうがいいと思います。

組み立てには電動ドリルを使用しました。
後述しますが、ネジうち前に穴をあける工程があるので、安いもので良いのであったほうがいいと思ます。
ネジは4.2mm×75mmと4.2mm×51mm(商品名コースレッド)を使用しました。

注意点1
店に並んでいる状態では両端の切り口が荒かったり汚れていたりするので、無駄を承知で切り落とします。

注意点2
ネジ打ちの際には割れを防ぐため、ネジよりもひとまわり細いドリルで穴を開けてからネジを打つようにします。

注意3
反り止めの板を取り付けるときは裏からネジ止めするので、天板を突き破らないようネジの長さに注意します。(4.2×51を推奨)

手作りのメリットは

ニス等の塗装はしないで使用しています。
もし天板が致命的に汚れた場合はそこだけ交換することも簡単です。

家具屋にある完成品の大半が塗装してあるのは汚れと経年変化防止のためなので仕方がないとは思いますが、個人的には無塗装の木材の見た目と感触が好きです。
ニス塗りならまだよいのですがが、ウレタン塗装となるともうプラスチックと大差なく思えてしまいます。

もうひとつ手作りをするメリットは大きさを自由にできることです。
天板のサイズはもちろん、高さを自分の好みに合わせて作ることができるのが自作の良いところです。
一般的なテーブルの高さを調べてみると、IKEAは750mm、ニトリは700mmの製品が多かったです。
今回紹介したものの高さは740mmとしました。

とても気に入っていたのですが、その後一枚板のテーブル手に入れたため分解してしまいました。
機会があればまた作りたいです。

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