踏み台昇降の台をDIY(製作編)

先日踏み台の高さを決めてから実際に踏み台を作るまでを書きましたが、その内容の中で踏み台を作る工程の部分を詳細に解説します。
踏み台の高さについての考察は別記事で説明しているので、下記を見ていただきたいと思います。

部品は5枚の板とネジのみ

材料と簡易パースです。
5枚の板とネジ12本のネジだけで作ることができます。

踏み台の材料とパース図

今回使用した板は、広く供給されているSPF材の1×6(ワンバイシックス)という規格のものです。

台の高さは脚の140mmと天板の厚さ19mmを合わせ、159mmとなります。
台の高さを決めるため、心拍計をつけて様々な高さでテストしましたが、台の高さとカロリー消費量はあまり関係が無いという結果が出ました。

低すぎると筋力アップの効果が少なく、高すぎると膝を痛めるリスクが高まると言うことで150mm程度の高さにしようと思いました。
詳しくは「踏み台昇降台をDIY 〜高さと消費カロリーは無関係?〜」をご覧ください。

製作工程

1. 板を購入・カット
店頭に並んでいるSPF材の側面は真っ直ぐになっているという前提に立っています。
多少曲がっていても作れなくはないですが、あまりにも曲がっていると支障が出る場合があります。
店舗で選べる場合はなるべく真っ直ぐな物を選んだ方がより良いと思います。
家でノコギリで切ってもいいですが、購入時にカットを頼んだ方が無難です。
※下記にカット図を掲載してあります。(PDFファイル付き)

2. 脚を組み立て
 梁を2枚の足で挟んでネジで4ヶ所留めます。
 ネジ留めする場合はネジより少し細いドリルで穴を開けてからネジを通せば、木材が割れる可能性を減らせます。

3. 天板を載せて8ヶ所ネジ留め

電動ドライバーを使ったので簡単に完成しました。
今回はネジ留めしましたが、木工用ボンドで接着するのもありだと思います。

踏み台昇降の台

裏から見たところです。

踏み台昇降の台を裏から見たところ

床を傷つけないよう、4隅にフェルトを貼りましたが、養生テープなどでも用は足ります。
フェルトを貼った場合、柔らかすぎて安定を欠くと感じるかもしれません。

下記はホームセンターで切断を依頼する場合の切断図です。
グレーに塗られている部分は無駄になりますが、最小限に抑えています。
(910mmの板2枚からでも同様に切り出すことができます。)

PDFファイルはこちら

予算は1,000円ちょっと

市販品の踏み台だと幅が700mm〜800mmのものが多いので450mmだと幅が足りないかもしれないという不安がありましたが、完成後に昇り降りを試してみたところ問題はありませんでした。
市販品は幅が広すぎて持て余す方が多いのではないでしょうか。

材料を全て新たに購入した場合の費用は以下の通りです。

  • SPF材(1×6):¥600〜¥1,200
  • カット代(6カット):¥200〜¥330
  • ネジ(3.3×35mm):¥100くらい
    合計:¥900〜¥1,600

 ※カット代は同じチェーン店でも各店ごとに価格が設定されています。
  ワンカット30円か50円(税抜)のところが多いようです。

材料は通販でも購入可能

下記サイトで材料を購入あるいはカットしてもらえるようです。

木材通販のマルトクショップ
 板材:1,210円
 カット代:480円(80円×6カット)
 送料:1,100円
 計:2,590円

Amazon
 板材:2,560円(1,280円×2)
 送料:700円
 計:3,260円
 ※910mmを2本購入になります。
 ※カットのサービスはありません。

通販の場合は高くついてしまいます。
木材の重量は約2kg前後なので、普通に持ち帰ることができます。
交通費を含めてペイすれば、ホームセンターなどに買いに行ったほうがいいと思います。

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