ソーガイドを自作し、板をまっ直ぐに切る
ソーガイドなるものは「絶対に」必要
寝室の収納をリメイクするため、家にある30本以上の木材をカットする必要がありました。
ホームセンターでの購入時であれば安い金額でカットしてもらえますが、一度持ち帰った木材は自分でカットしなくてはなりません。
これは当初自分の技術では絶対に無理と思われました。

写真は先日踏み台昇降の台をDIYした際にカットした板ですが、いかに下手かが分かると思います。
購入か自作か
「木材 切断 まっすぐ」でググると、ソーガイドというものが表示されました。
木をノコギリでまっすぐ切断するためのアイテムです。
ブログ、youtube、販売サイトの評価などを丹念に見てみると、なかなか理にかなった良い製品のようです。
しかし金額が数千円なので迷っていると、ソーガイドを自作している人をネット上で何人か発見しました。
それぞれに良く考えられて作られています。
市販されているソーガイドは全て90度のカット以外に45度のカットなどができるようになっていますが、90度のカットだけのものならば自分でも作れそうに思えました。
自分には90度以外のカットは今のところ必要ありません。
いくつかの作例を研究した上で、下記で紹介されているものが作るのが最も簡単そうに思いました。
オマージュ作品の制作開始
材料の木材は精密に切断する必要はありません。
高い精度を必要とする部分は、元々の部材が工場出荷以来持っている正確な直角度を利用するからです。
適当に切った木材を木工ボンドで接着するだけで2つの部品が完成しました。

ボンドが乾いたらノコギリの歯のスペースを開けて接着するだけです。

最後の取り付けはのり付けしてしまうのが怖いのでとりあえずネジ止めとしました。
不要かもしれませんが、一番上に補強の板を追加してあります。
しかし完成したと思ったのも束の間でした。
左側のガイドの板に接する部分に対し全体が長すぎると安定しなくなってしまうので、どこかで切り落とさなくてはなりません。
一番下のツーバイフォーの板も縦ではなく横に使えば良かったのです。
手で持つスペースをなどと考えたのがいけなかったようです。
このシステムはノコギリの歯と並行になっている板が工場で正確にカットされていることが前提になっているので、致命的とも言えるミスです。

だが臨時のソーガイドを作成して、とりあえず難局を乗り切ることができました。
早速SPF材を切断してみました。
1枚目の作品です↓

何も考えずに切っていたところ、だんだん歯が右側にずれてきて反対側から切り込んだが間に合わず、酷い断面になってしまいました。
完全に失敗です。
3枚目を切りながら、なんとなくコツがわかってきました。
器具の精度のこともあり、ソーガイド任せにしてはいけなかったのです。
まあまあの精度で30本超のカットをすることができました。
また予想していたことではあるが、おがくずが大量に発生しました。
リビングで作業しているため、放っておくと部屋中にどんどん広がってしまうので、1本切るたびに掃除機をかけます。

その点では、写真のサイクロンユニットがあって助かりました。
カップの中でゴミがグルグル回りながら溜まっていき、フィルターを交換・清掃する必要がありません。
RYOBI製ですが、通販サイトの評価を見ると、他社の製品にも取り付けられるようです。
写真の掃除機はBOSCH製のものですが、ホースを外して間に差し込むだけで簡単に取り付けることができました。
接続が緩かったのでホースに養生テープを巻いて調整しています。
ノコギリ作業はDIYの醍醐味
これまではノコギリ作業に自信が無く、避けて通っていました。
木材購入時であれば安い金額で正確にカットしてもらえますが、持ち込みの木材は切ってくれないので、修理・リメイクなど諦めていたこともいくつかあります。
今後はそれが出来るようになり、DIYの幅が広がります。
これまでにソーガイドを使って作成した作品はこれらのものです。
・寝室収納のDIYを考える PART2
・スタッキングシェルフ用の引き出しをDIY(その2)
・丸テーブルの脚をDIY
・スタッキングシェルフ用の引き出しをDIY(その4)
・洗面所の収納をDIY
自分が言うのはまだ早いかもしれませんが、ノコギリこそがDIYの醍醐味のような気がしてきました。
自作のソーガイドについても、精度と使いやすさの向上を追求していきたいと思います。