キッチン収納改造計画(構想編)

使い勝手が悪いキッチン

改造前のキッチンの写真ですが、中央に設置したステンレスのパイプに小物をぶら下げています。

実際はこんなに片付いてはいなく、調味料や生ゴミの箱などがあり乱雑な感じです。

フライパンなどはシンクの下にしまっているので出すのが少し面倒だし、収納力の少なさから購入をためらっている調理器具もあります。

この際キッチンを一新して、自分が本当に使いやすいキッチンにしてみることにしました。

使いやすいキッチン収納の条件

自分としても使いやすいキッチンとは何か?

  1. よく使うものはすぐに手に取れるようにしたい
  2. 調味料は一覧できるようにする
  3. ビンをたくさん置くスペースが欲しい

それほど望みが多いわけではありません。
キッチンの使い勝手とは収納の量と質だと思いました。

これから作る収納のラフスケッチを描いてみました。

ツーバイフォー材で基本構造を作り、調理器具をぶら下げるパイプ調味料を置くを設置します。

正面左はフライパンをひっかけるスペースです。
シンク下の扉の中に収納している現在と比べると、格段に便利になるはずです。

真ん中のスペースは上部に計量スプーン、計量カップ、おろし金、皮むき等のよく使う小さめの器具をぶら下げます。
その下に棚を2〜3段設置し、調味料と生ゴミ入れなどを置きます。

正面右にはお玉、泡立て器、トングなどの大きめの器具をひっかけます。
これまでは大小の器具が混在していたので見た目がすっきりするはずです。
下部には備えつきのまな板置きがあるのでそのまま使用します。

シンク右側には小型ビン類を中心に縦長のものを並べようと思います。
現在小型ビン類の中で大きいのものでも直径9cmくらいなので、ワンバイフォー(幅89mm)の板を棚とすれば収まりもいいでしょう。

基本構造にはツーバイフォー(SPF材)を使用

縦横の基本構造はツーバイフォー(2×4)材を使用することにします。
断面が38mm×89mmなので、かなりガッチリとした印象になると思います。

何よりもどこにでも売っていて安いので、将来木材の交換をするときでも困ることがありません。

上下に突っ張る器具も様々な種類から選ぶことができますが、最も有名なものは「ディアウォール」というものです。
バネの力で床と天井を突っ張り固定する仕組みです。

ネジを締めることにより突っ張る仕組みのものもありますが、緩んできて倒れてしまうというレビューがあり、実際その可能性は高いと思えました。

少々価格が高めかと思いましたが、縦棒の設置にはディアウォールを採用することにしました。

塗装は不可欠

これまで自分がDIYしてきた棚、テーブル、ベッドなどはほとんど塗装をしていません。
最初にテーブルを作った時の塗装がテカっているのが嫌だったからです。

だから棚もテーブルも経年と共にアメ色に変色してきています。
作ったときは手一杯でとても塗装まで手が回らなかったこともありましたが、変色したらそれも悪くないと思っていました。

しかしキッチンの収納に関しては、そうもいきません。
洗い物の水や炒め物の油が頻繁に付着する場所です。
水や油が染み込んで早く劣化しないよう今回は塗装をすることとします。

木目を生かしたもので、水を通しにくい塗膜があるものとなると「ニス」「ワックス」「オイル」のいずれかということが分かりました。

最も耐水性が高いのはニスですが、テカりすぎて木の感触が少なくなります。(ニス脱落)
ワックスとオイルは木の質感を生かすが、オイルよりワックスの方が耐水性が高くなります。(オイル脱落)

ということで、ワックスを採用することにししました。
1缶3,000円あまりで4m2塗れるとのことなので、念のため1缶で足りるか確認しました。
2×4の表面積を計算してみたとこり1.73m2だったので、2度塗りしても不足にはならないことになります。

寸法と塗装方法が決まり、材料を買いに行きました。

【2020年6月9日追記(塗料変更)】

塗料について調べていると、ニスでもつや消しのものがあることを発見しました。
いままでニスは全てテカテカしているものと思っていました。

今回の造作物は手で触れるものではないので、手触り・感触はあまり関係なく、防水効果が重要になります。
水性か油性の選択ですが、多少水がかかるとはいえ外で風雨にさらされるわけではないことと、扱いの簡単さにより、水性ニスを採用することに変更しました。

実際の製作過程については次の記事に書きました。

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